それを見つめてはいけない。 [旨かったもの]
大昔、バスケットボールの練習中に体育教師が言う。
「もっと大きな動きを見るんだ!目の前の選手だけじゃなくて。
一人を見つめたら、残りの全員が見えなくなるだろ?」
皆、しーんとなる。もっともだ。
「で、ここからが問題。じゃあ、全員を見るにはどうする?」
.....。沈黙。
「俺は、こうする」
教師の視線は我々を突き抜けて、冬の海辺で物思いにふけっているヒトのような表情になった。
「S!頭掻くな。Y!口が開いてるぞ....」
頭を動かさずに、教師は言う。
「こうするとな、全体が見えて来るんだよ。」
一つのことを見つめると、その他のものが総て見えなくなる。
全体を見るためには、何も見つめないこと。
学校で教わったことの中で、一番印象に残った事の一つだ。
そんなことを思い出しつつも、ついどうでもいいことを見つめてしまいそうになる。
アルコールとお友達で、よかったなあ。。
黒いウィスキー。名前は、「黒犬」(笑
一応、スペイサイド・シングルモルトなのだ。
ロッホ・デューと呼ばれる、黒いシングルモルトが一部で人気で
生産されなくなったのを惜しんだデンマークの会社が権利をどうにかして
コレを作ったとかなんとか、と向こうのサイトで書かれていた。
あちらのウィスキー好きの掲示板の投書を読んでみると
「ケミカル臭がする。安いオレンジジュースの香り...」なんて書かれてたりして(苦笑
樽の内側を真っ黒に焦がして作るのだという説や、いやカラメルを混ぜてるんだ、という話も。
確かに、少し人工的な甘さが残る。
でも、いいのだ。だってちゃんとウィスキーなんだもの。
相棒からのプレゼントです。ありがとう。
って、もう空なんだけど...
そうだ、蕎麦屋へ行こう。 [旨かったもの]
朝のうち曇っていたが、晴れてきそうだった。
私の会社に相談をしたいことがあるので話を聞いてもらいたいという、
東北から訪れたホテルの営業企画の担当の方に会いに、溜池へ。
仕事になるかどうかは全くわからないけれども、
興味を持ってもらえるだけでもありがたいものだ。
普段ならネクタイをしたら仔犬号なんだけれども、明日は天気も崩れそうだし
銀馬号で行くことにする。
ツイードの3つボタンのジャケットの上に、バイク用には見えないショート・トレンチ風の
少し昔のニック・アシュレイのコートを着て出かけた。十分暖かい。
晩秋の朝の都内、しかも土曜日なので車が少ない。
空気は澄んでいて、赤坂御所の辺りの紅葉も綺麗だ。
ジュジュカツ再訪。 [旨かったもの]
土曜日。
早朝から宿の前を走っている電車の音がする。
よく眠れなかったのだ。
ベッドのバネが経立っていて、壁際はしっかりしてるのに反対側が下がっていたせいだ。
6時に起きて、昨晩買った「ボロニヤ」のレーズン入りデニッシュ食パン(旨い!)と牛乳で軽い朝食。
シャワーを浴びて7時半に宿を出た。
タイカレーの謎。 [旨かったもの]
職場のある辺りは、一本裏道にへ入るとまだまだ古い東京の姿が残っている。
こちらの"鶴の湯"さんも、なかなかいい味。
携帯電話が鳴って、仕事場の建物から外へ出た途端に
緑がかった微妙な色の上に毛筆体で"鶴の湯"と描かれた煙突が目に入って、
少しほのぼのしたりする。
夏の主食。 [旨かったもの]
ふとしたことで知り合った古物商の方から
古いノリタケのグラスを購入した。
感じのいい、比較的若い夫婦の店。八ヶ岳の麓に店を構えているのだそうだ。
うすくちで、ほんのりスモークがかったアンバーのような色合い。
別にコレクターではないので、価値があるのかどうかは知らない。
ただ、なんとも言えない柔らかな表情が気に入って買ったというだけ。
なんか、電球みたいだなあ。
夏の主食はもっぱら、コレ。
人間の発明した飲み物の中でも、最高傑作のひとつだ。
野菜スティックとコレ、とか
堅めのポテトチップスとコレ、とか
豆のサラダとコレ、とか
冷奴、オクラと納豆とコレ、とか
アーモンド入りQBBベビーチーズとコレ、とか
皮付きピーナッツとコレ、とか
...(以下、無限に続く)
コレがあるだけで、大嫌いな夏も少しは許してやろう、という気になる。
身体が求めるものを食べよう。 [旨かったもの]
今回は長かった。
水曜の夜にイベント向けに造った庭を解体、そのままバイクで長野の北へ。
深夜の関越~上信越は結構厳しかったけれども、一人で暗闇を黙々と走ること自体は嫌いじゃない。
なんだか「自由な感じ」がして。灯りが時々近づいて、また離れていく。
夜中の1時にチェーン店のラーメン屋で食べた「スタミナらーめん」が細胞にしみた。
木曜から日曜までいろいろな仕事。
またイギリスから届いた荷物を確認して、地元の建設業者さんに引き渡す。
その後、お祭りのようなものにも参加して、地元の特産「曲がり筍と鯖の味噌汁」をたらふく御馳走になったり、温泉街の異様に品揃えの凝ったバーで酩酊したり。
昨日でお開きだったのだが、いざ夕方バイクに跨って上信越道を南に向けて走り出すと
あまりにも疲れきっていて、どうにも辛かったので、上田に泊った。
最近建ったらしい、綺麗な大型ホテルだ。
ロビーのはずれに秘密の扉のような雰囲気の重たそうなドアがあって、
その先の居酒屋と繋がっている。
何を食べるべきか考える元気も無かったので、お勧めと称するものから適当に。
こういうときは、直感で身体が欲しがっているものを頼めばいいのだ。
ビールの一口目があまりにも旨い。
ほたるいかとウドの酢味噌。
しゃきっとしてて、旨いな。
干からびた細胞に水気が沁みていくような感じ。
筍と鰆の炊き合わせ。
あ、これも旨い。鰆の風味の溶け込んだ餡の暖かさが直接自分の血を暖めてくれるように感じる。
途中で止まって、よかったなあ。
信州豚の角煮。
意外に洋風に出てきた。
やわらかく煮込まれていて、ほろほろ!
気分もほろほろだ。
ポーチドエッグを崩して、一緒に一口。
うーん、生きててよかった、という味。
十分に生き返った気になって、ぐっすり寝た。
☆☆☆
で、今朝。
武州街道をのんびり抜けて、秩父から東京へ向かうつもりで、カーテンを引くと
今にも降り出しそうな天気じゃないか。
ううむ。
あきらめきれずに佐久から武州街道入口まで行ったものの、ぽつぽつと落ちてきた。
残念無念。ふと地図で見かけた「恐竜王国」、行ってみたかったのになあ。
途中まで戻って、佐久から関越へ。冷えてきた。
昨日は真夏のような暑さだったのに!
碓氷軽井沢で、雨。大型バスの後ろについて、やり過ごす。
上里で休憩。
無性にだるい。体重が10キロくらい増えてしまったような感じだ。
甘いものが食べたい。
あまいもの.....
あ、あった、あった。
だるま焼、とな。
ま、見たとおりです。
こりゃ旨そうな餡子!栗がこんにちは。
で、一口。
うぅ、餡子がまた細胞に沁みる。ほのかな幸せ。
その後走り出したものの、どうしようもなく眠くなって、高坂のレストランで座ったまま寝る。
一時間後、雨はもっと強く降っていた。もうどうしようもない。
あきらめて、濡れ鼠になって帰ってきた。まあ、パ○ツまでは濡れなかったので、よしとしよう。
と、今洗濯機を回しながらふと思ったのだが。
一日かけて帰ってきた、ということは久々の貴重な休みをもう使ってしまったということか!
やれやれ。
ま、盛り沢山で楽しかったから良いのだ....
ということにしておこう。
北海道スイーツ! [旨かったもの]
相棒からのお土産は二つの箱でどさっ、と届いた。
ずっしり。
開けてみると、出るは出るは。
最近、家では甘いものをあまり食べなくなったのだけれども、これは嬉しい。
というわけで、一部を。
トラピスチヌ修道院の「フランスケーキ・マダレナ」。
原材料は小麦粉・バター・鶏卵・砂糖のみ、の潔さ。
小麦粉モノって、旨いものはしっかり旨そうな焼き目をしている。これは見た感じからして旨そう。
食べてみる。
おぉ、素朴な美味しさ。ねとねとせずにバターと卵のしっかりした風味がある。
牛乳を一口....うーむ、しわよせ、じゃなかった、幸せ。
さっぽろテレビ塔で販売しているらしい。
これは...あ、旨いですね。練乳とバターを練って、そのまま舐めているような滑らかさ。
でも、そんなに甘ったるくも無い。これもいいです。
そういえば、昔のキャラメルって中箱の裏におまけが印刷してあったりしたよなあ....
なんて思ってひっくり返してみたら、ありました!
私は高齢者か!
でも、感じがいいから、許す(笑
ロイズのバトンクッキーと、ナシオの「北の想い出」。
どちらも生地が美味しい。バトンクッキーはココナッツの歯ごたえがたまらん。
北の想い出の生地も卵の風味がしますね。ううむ、ハズレが無い。
以下、まだ未開封のロイズもの。
これは間違いなく旨いので、一仕事片付いたときのために取っておこう。
金棒バーって、凄い大きさなんだけれども、ようするに巨大ポッキーみたいなものかな。
マーブルはいろんなところで限定品があるんだなあ。
名古屋だったっけ、あんこ風味っていうのは今ひとつどこが餡子味だかわからなかったけど。
他に、定番の「白い恋人」も戴きました。
相棒曰く、「半年分」とのこと。もつかな。
☆☆☆
とか言って、相棒の一番のお勧めはこれらしい。
これ、お茶漬け海苔なんですけど(苦笑
北島三郎記念館限定販売品、なのだそうだ。
ふうん。
家族で貸切り状態でロボットさぶちゃんのショーを見た時の興奮が、いまだに冷めないらしい。
この鼻の"●"は、いいのか? さぶちゃん。
北海道の美味。 [旨かったもの]
北海道。いい響きだ。
でっかいどう、っていうのは、ちょっと...だけど。
今まであまり縁が無かった。
家具の設計をしていた頃に、旭川へ出張に行ったことがあるだけ。
自分の設計した家具を作ってくれていた工場の人達と飲みに出掛けて、
ロシア人夫婦のマジシャンのショーで壇上に上げられて喉にサーベルを突き立てられたり
寿司屋のいくらがあんまり旨いので「子供の頃から好きなんです」と告白したら
その場で「大将、こちらにイクラ、6貫追加ねっ」と言われて失神しそうになった、とか。
いい想い出しかない。
がむしゃらに働いている間に、家族全員で北海道を楽しんできた相棒より差し入れ。
いくら醤油漬け&粒うに。函館ビール。
旨いに決まっているんだが、無性にわくわくします。
このぴかぴかと艶やかなイクラ達!蓋を取ってビンを傾けただけで「サラサラサラ....」っと
流れ出てくる、その美しいこと。
欲張って、脇に雲丹も載せてみる。こちらも綺麗だ。
こねくり回さず、下から白米を持ち上げるようにして、口に運ぶと...
△∵□♪☆#ё~!!!
同じ名前でも、まったく別の食べ物です。
ひと時の幸せ。ぐふ。
すごいポルシェ発見。 [旨かったもの]
「沖縄からみえた取引先の方のお土産のおすそ分けでーす」
気の抜けた声とともに差し出されたもの。
色がどぎつい!なんですか、これ。
『御菓子御殿の紅いもタルト』、とな。
凄い商品名。ふうむ。
このえらくビビッドな色は、ホワイトバランスの異常ではありません。
食べてみる。
と、弊社のお金面をすべて管理している凄腕役員がやってきた。
「おい、harry、こないだ言ってた契約金な」
もう口に半分入っている。
「ぐふぁい、なんでふか」
もぐもぐ。こりゃ、旨い。
「お前、人を馬鹿にしてんのか?」
「いや、(もぐもぐ)、もう食べちゃってたので...(もぐもぐ)」
「いいよ、待つよ。今それが頼りなんだから」
呆れ顔をされた。でも、そんな可哀相なものを見るような顔をしないでほしいな。
一応、稼ぎ頭なんだから。
もぐもぐ。ごくん。
ふう。
こりゃ旨いな。何処で作ってんだろう。えーと、袋の裏は....
うわ。
御菓子御殿だけじゃなくて、『お菓子のポルシェ』ときた!
ポルシェって....
「うぉい、食べたら俺の話を聞けよーっ」
あ、部長ごめんなさい、でもそんな絶叫しなくても....
☆☆☆
サーキットを走ることで得られたテクノロジーと豊かな経験は、ポルシェの財産になります。これによって進化と発展はストレートラインを駆け抜ける時のように加速します。ポルシェの真のレーシングスピリットはここにあるのです。
-Porsche Japan KKホームページより「フィロソフィ/情熱」
究極のすぅぃーつ君♪ その2。 [旨かったもの]
どん!
僕、ねこにんさんに紹介された究極のすぅぃーつ♪??の弟です。
・・・・・・
そんな顔で見ないでください(涙
みんな兄のことは、好きだって言ってくれてたのに....
お腹の調子悪いんじゃないか、なんて心配してくれなくてもいいです!
前の日バ○ウム飲んだだろ、なんて、ひどい。
☆☆☆
彼の正式名称は「生ホイップあずきシュー」君です。