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Cagiva Cucciolo 125に乗っている奇特な方へ。 [Cagiva Cucciolo]

Forest_scheme.jpg
●何かのご縁があってこのサイトに辿り着いたCagiva Cucciolo125に乗る方のための
 交換可能部品リストです。

★エンジン及び駆動系の部品に関してはPiaggio製・2000年頃までに生産された
 空冷125cc用のものが使えます。

 ・同系統のエンジン及び駆動系をもった車種の例;
  Piaggio Liberty 125 ~2000
  Italjet Torpedo 125
  Aprilia Mojito 125, Havana 125

 ・エンジン関係がほぼ共通なもの(=駆動系はスイングアーム長が異なるため共用不可)
  Vespa ET4 125 ~2000 (LEADERエンジンに代わる以前のもの)

  
 ※一般的には、その後の世代のエンジンと区別するために「LEADER以前」と呼称される場合が多いです。

 ※LEADERエンジンと呼ばれる世代(2000年頃~)以降のものは、以下の点で外観からも区別できます。
  ・クランクケース左側のオイル点検窓が廃止されている
  ・オイルフィルターがカートリッジ式になり、右側に装着される


★部品に関してはいくつか入手可能な通販サイトがありますが
 下記のお店は圧倒的に商品構成が豊かで、価格や発送などのサービス全般も良心的です。
 宇賀神商会さん

 ●宇賀神商会さん取扱品:主な消耗品リスト
  ・オイルフィルター
  ・ドレインボルト
  ・ドレインボルト用Oリング
  ・インテーク・マニフォールド
  ・ドライブベルト
   ※このドライブベルト商品ページに「カジバ クッチョロ不可」と記載がありますが
    当サイトで品番を見て注文したクッチョロ乗りの方が「すぐに切れた」とクレームを入れたため
    念のためこのように記載しているとのことです。
    上記の通り駆動系はPiaggio製OEMですので、ベルトも問題なく使用できます。


いずれにしても、部品は入手できても整備作業はある程度ご自身でやってみるつもりで
お考えいただいた方が良いかと思います。お互いに頑張りましょう。


☆☆☆


交換したい箇所.jpg
今回(2016/06/22)交換した部品類がこちら。

 ①ひび割れを補修テープで巻いてごまかしているインテーク・マニフォールド
 ②17年間交換されていないガソリンホース
 ③同じく無交換の負圧ホース
 ④錆が酷く固着している様子のブローバイホースのクランプ


交換したもの.jpg
左:3年前に巻いた補修テープを剥がしてみると、思った以上にひび割れが酷くなっていたマニフォールド

右:燃料ホースはまだ弾力があったけれどもクランプが喰い込んで変形していた


交換後.jpg
交換後の様子。こういう部分を新品に換えると、かなり気分が良いものです(笑


負圧コック周辺.jpg
このスクーターの良い点は、空冷で造りがシンプルなことと、キャブ車なので
よく故障原因になりやすい燃料ポンプなどという無粋なものを使っていないこと。

燃料コックの役目をする「負圧コック」という部品はなかなか工夫された面白い部品で、
マニフォールドにつながった負圧ホースを通じて負圧(吸引圧)が掛かると
弁が動いてガソリンが送られる、というもの。
このコック自体が壊れることもあるらしいけど(笑



パン屋さん巡りには最適。.jpg
音が静かで燃費も良く、大きめなタイアのおかげで乗り心地もなかなか。
ちょっとそこまで買い物に....などという時に、これほどストレスの無い乗り物は
そうそう見つからないような気がします。

どうか長く楽しめますように。




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駆動系もリフレッシュ、の巻。 [Cagiva Cucciolo]

麦畑スキーム2。.jpg
0721辰野にて。.JPG
仔犬号の外装をリフレッシュしたことに気を良くして、職場にも乗って行った。
以前は都内で通勤に使って、一日50km近く乗っていた時期もある。
今の我が家から職場まででは、多少寄り道をしてもメーターは1日で20kmも進まないので
なんだかエンジンや駆動系が十分に暖まる以前に用事が済んでしまうような気がしていた。

そう思い始めると、少ししっかりと距離を稼いでみたくなる。
先週の休み前日、仕事の用事が出来たのにかこつけて、夕方に辰野の先まで出掛けてみた。
用事が終わった頃には、もうすっかり夕暮れ。そこから我が家までの30数キロはとても楽しかった。

0721月の晩。.JPG


☆☆☆


0722開けてみた。.JPG
翌日は休み。
ふと、外装ばかりではなくて久々に密閉されている駆動系も開けて
機械的な消耗具合も確かめた上で、
手を打てるところがあればみておきたいという気分になった。

ただし、ここに手を付けるとなると、それなりの時間が掛る。
前回、駆動ベルトを交換したのはちょうど8年前の7月で、
購入してから4年半、14,000kmほど走ったところだった。
その後の8年で伸びた距離は11,000kmほど。ペースはかなり落ちている。

とはいえ、8年前に開けた時には駆動ベルトの交換しかしておらず、
スクーターの場合に消耗が進むはずの変速器=バリエーターの中は
いったいどうなっていることやら。
8年前にもベルト・ケースの中はそれなりに汚れていたから
今はさらに凄いことになっているかもしれない。

意を決して、道具を揃え、いざ開封...したのだけれども
あれ、カバーの内側は意外にそれほど汚れていない。


0722スターター・ギア周辺。.JPG
カバーを外して、最初に見える風景も至って平和。
セル・モーターを回すと上に見えるギアがモーターのピニオンと噛みあって
下に見えるクランクと一体になった大きなフィンの付いたギア(=プーリーの外側)を
回して始動するようになっている。

8年前に手に入れておいた特殊工具をつかってプーリーの外側を固定して
中央のナットを緩めると、クランク・シャフトと一体になったバリエーターを抜き取ることが出来る。
前回は事前勉強もしていなかったので、外側のプーリーを外してベルトを交換しただけだった。


0722ぎとぎと。.JPG
というわけで、バリエーター一式を抜き取ってみると...
内部は恐ろしいほどにギトギト。うーむ。

仔犬号のエンジンはPiaggio製4stエンジンとしては比較的初期の製品で
クランク・シャフトやオイル・ポンプ周辺からオイル漏れが起きやすいという話を聞いたことがある。
もしや、と思ってよく観察すると、
どうもクランク・シャフトのオイルシール周辺から飛び散ったオイルではなく
バリエーター・ケースから飛び散ったものが遠心力でへばりついたように見える。

取りあえず、パーツクリーナーをほぼ1本使って、徹底的に洗い流す。

0722綺麗になりました。.jpg
うむ、これで良し。

ここで、抜き取ったバリエーターを分解してみる前に
例の部品取り車にもバリエーターが付いていたことを思い出して
外して比較してみることにした。


0722新旧比較。.jpg
手前が仔犬号に付いていたもの、奥は部品取り車から外したほぼ未走行のもの。
部品取り車は駆動ケースの外側とプーリーの外側が元々無く、
ケース自体が空気にさらされたまま10年近く経っているので
バリエーターの表面とワッシャー類はかなり劣化が進んで荒れてしまっている。

仔犬号のプーリー表面の当たり面は均等にベルトが当たった様子がうかがえて
妙な段付きなども無く、健康状態は良さそう。

写真の↑のワッシャーは、前回8年前に自分が組み直した時にはめ忘れたらしい1枚。
外側のプーリーを固定するナットの下に挟むべきもの。
走る機能には大きな影響は無さそうな箇所だけれども、
今回気が付いて良かった。


25,000km後。.JPG
2万5000km走った仔犬号のバリエーター内部。
見事に黒く脂っぽい汚れかすが溜まっている。
バリエーター・カバーの隙間から溢れたこの汚れが
回転しながら飛び散って溜まったのが、冒頭のギトギトの中身だと想像できた。

6つある黒い円筒状のものがウェイト・ローラー。
これがエンジンの回転が上がるにつれて遠心力で外側に移動し、
その時にバリエーター内部の斜面に押し当てられてプーリーを広げる方向に動いて
変速が無段階で行われる、というのがこの形式の変速器=CVTの基本原理。
ローラーが滑らかに動いてくれないと、変速も滑らかに行われないくなるので
出来るだけスムーズに動くようにしておかないといけない。


ほぼ未走行。.JPG
こちらは部品取り車のバリエーター内部。
新車の時には、ほぼ透明なグリスがたっぷり塗られていたのではないかと想像する。


0722偏摩耗。.JPG
仔犬号のバリエーターから外したウェイト・ローラー。
予想どおり偏摩耗はあったけれどもごくわずかで
内部の金属部分が露出してしまうほどの変形は無し。
ネットで色々な人の整備記録を見るかぎりでは、これはかなり具合の良い方だと思う。


0722どっちもどっち。.jpg
ここで、組み直すにあたって部品取り車の部品を流用しようかどうかと考える。
ローラーは新品同様なので迷わず交換してしまうことにして、
問題はバリエーター本体。
ローラーとの接触面が新品になるのは魅力ではあるのだけれども
ベルトと接触するプーリーの表面は、長年放置されていたせいでかなり荒れているのが気になる。
もう一つ、部品取り車のバリエーター本体には、バランス取りのために機械加工されたような
丸い削り跡が2箇所あった。仔犬号のものには、そういう加工跡は無い。

しばらく眺めて考えて、バリエーター本体は現状のままのものを使い
ウェイト・ローラーだけ部品取り車のものに換えることにした。

再びパーツクリーナーをたっぷり使ってバリエーター内部を徹底的に洗い、
ローラーを組む時には諸説あるものの、グリスをほとんど塗らずに組んでみることに。
というのも、開け方の手順を忘れないうちに、また様子を確認してみようと思ったから。


0722機械的な美しさ。.JPG
スターターのギアも外して余分なグリスやごみを落とし、
全てをくみ上げる前に綺麗になったケースの内側を眺めてみる。
セル・モーターのギアはこんな風に半分だけ顔をのぞかせていて
それを受けるスターター・ギアの軸受け部分はメタルのブッシュ。

高圧が掛りそうな部分にはスレッド・コンパウンドを少量塗って
バリエーター本体⇒駆動ベルトを挟む⇒スターター・ギアを嵌める⇒プーリー外側をはめる
⇒特殊工具を使って高めのトルクで固定、という具合で、完了。
ふう。

外側の駆動ケースに組み込まれたキック・ペダルのギアも、いい機会なので一度外して
汚れを落としてからグリス・アップして組み直しておいた。

ケース全体を元通りに組み直して、まずはセル・スターターで始動。
うむ、全く問題ない。
久々にキックでも始動してみる。スムーズに簡単に掛る。ちょっと嬉しい。
すっかり、もう夕涼みの時間。車庫の扉を開けて、外へ。


0722下り坂....jpg
うん、滑らかに加速して、いい感じです。
よし。


☆☆☆


軽さも魅力。.jpg
というのが先週のこと。
外装と駆動系をリフレッシュして、あと機械的に気になる箇所は
YASHさんにも言われたサスペンションくらい。

まあ、楽しみは先々のためにも取っておくとして
今回は幸い大したお金も使わずに済んでいるので
以前から換えてみたかった部品を手に入れてみることにした。

それは、この黒くてちょっと安っぽい印象のキック・ペダル。
'90年代後半のPiaggio製ユニットを積んだ車両の多くが
このタイプのキック・ペダルを装着しているのだけれども
その後のVESPA ET4以降に付いているアルミ製のキックペダルに替えてみたかったのだ。
形が綺麗だし、何よりオリジナルの鉄&ゴム製のものと比べて圧倒的に軽いのが魅力。

0726ご褒美。.jpg
Piaggio純正部品で、送料含めて丁度4,000円ほど。
なんだかすっきりとして、いい感じではないか。
ほぼ同じ形状で、50cc用の短いものと、125-150cc用の長めのものがあり
今回は125cc用のものにした。

通勤にも数日使って、先週の駆動系分解以降、今日までの走行距離はほぼ100km。
天候も不安定だし、もう一度開けてみるかな。

100km走行後。.JPG
と、これが今日の状態。
やはり、クランク・シャフトのシール自体は問題が無いようで、綺麗に乾いている。
よしよし。


100km後、その2。.JPG
グリス無しで組んだバリエーター内部も今のところ綺麗。
まあ、100kmしか走っていないから当然だろうけれども。


効くといいな。.JPG
でも、本当にグリス無しが正解なんだろうか、と少し不安になって
とある方の整備記録でお勧めされていたこんな製品を使ってみることにした。
呉工業の「ドライファストルブ」という。
シリコンスプレー的な使い勝手なのだけれども、速乾性でさらっとしている。
効能を見ると「高圧の掛る作動部に最適」なんて言葉も。

今一度ローラーを外して空拭きしてから、このドライファストルブを全体に吹きかけて組み直し。
2週続けての作業で手順がすっかり頭に入っているおかげで、
思いのほかスムーズに作業できた。

暑い時間を避けて少し昼寝もして、
夕暮れの雲の動きを眺めながら試運転へ。

あれ、先週よりもさらに滑らかなんじゃない?
大変良い感触であります。


倦怠期を乗り切るために。.JPG
少し足元も引き締まって、またこの先何年かは楽しんで行けそう。



7月の収穫。.jpg
この夏は、こんな風にスクーターの手入れをしながら
休みの日は妻が育てている野菜や果物の収穫を楽しんでいた。
枝豆、空豆、南瓜、じゃが芋、そして葡萄。

それにしても、この暑さでは乗る気が起きるのはスクーターぐらい。
来月には「跨るマシン」を引きずり出せるかな...


★忘れないようにメモ:Cagiva Cucciolo エンジンオイル交換、Fuchs Hyper TITAN 5W-40 25,100km


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仔犬号、延命治療の巻。 [Cagiva Cucciolo]

麦畑スキーム2。.jpg
良い子です。.JPG
我が家にあるオートバイのうちで一番小さな仔犬号も
気がつけば、もう手に入れてから12年以上。
最近は出番も少なくなりがちだったけれども
この梅雨の間に少し真面目な修理をして、延命をはかることにした。
それなりに愛着もあり、まだ手放す気にはなれない。


0702 13年前.jpg
この子を手に入れたのは2002年の暮れ。
渋谷区の狭いワンルーム・マンションに住まいを移して
通勤や普段の足に、125ccクラスのスクーターが最適だろうと思って探したのだった。
出来れば飽きの来なさそうな、少しクラシックな雰囲気のあるものがあれば...などと思って。


Scarabeo&Liberty.jpg
幾つか候補はあったけれども、デザインが一番魅力的に思われたAprilia Scarabeo(写真左)は
実際に目にしてみるとワタクシの用途には少し大き過ぎるように思え、
機械としては信頼できそうだったPiaggio Liberty(写真右)はデザイン的にシャープ過ぎ、
もう少し穏やかな表情やゆったりとしたシートが欲しいと思った。
台頭し始めて勢いのあった台湾製品はどうにもデザインが子供っぽく、
日本製のスクーターには魅力的なスタイルのものが無かった。


0708Brochure1.jpg
そんな時、とある大型量販店に立ち寄ってみると、
このCAGIVA製スクーターが複数台在庫していた。
形が好みに合ったのと、駆動系などの中身の大半がPiaggio製なことを確認し
一度家に帰ってから専門誌を調べ、成り立ちの面白さも気に入って
少し値切らせてもらって、25万円ほどで購入した。


Cucciolo Concept.jpg
▲上:Cucciolo Concept 1997(?)  下:Cucciolo 125 市販モデル

CAGIVAというと、'80年代後半から'90年代に掛けてはDUCATIを傘下に収めるほどの勢いがあり
ラプターとかエレファントなんていう個性的な大型車も発表していて、
一時期はイタリアにおけるオートバイ業界の王者になりそうな雰囲気があった。
それが、あれよあれよという間に影が薄くなり、商標権を獲得したMVアグスタの名の方が
前面に出てきて、今ではCAGIVAというブランドそのものはもう忘れかけられている。

勢いの止まり始めた'90年代後半、CAGIVAが発表した「Cucciolo Concept」なるスクーターがあった。
地道にコミューターを造って、財政破綻を何とか避けようと考えていたのかもしれない。
そのコンセプト・モデルが市販化された1999年、CAGIVAはせっかく手に入れたDUCATIを売却して
21世紀に突入する頃には「ああ、そんなメーカーがあったね、そういえば...」
と言われてしまう程度の存在になってしまっていた。

と、そういう時代にワタクシはこの会社の製品を手に入れたというわけ。
だって、なんだか可愛かったんだもの。


感謝。.JPG
修理をしてリフレッシュしようと思い立ったきっかけは
こんな新品同様の部品が手に入ったこと。
そう、普段足を乗せている床の部分であります。

実は、このフロアにはまっているゴム製のマット状の部品が随分と擦り減ってきて
12年&25,000km分の汚れも染み付いてしまい、何とかしたいと思っていたところだった。
でも、こんな部品が中古品で手に入るなんて夢のよう。


すっきり。.JPG
黒ずんでしまった元のマットと見比べると、その違いは一目瞭然。
それにしてもこんな綺麗な新品同様の部品、今まで何処で使われていたのだろう...


0702いよいよ役目が。.jpg
足元が綺麗になったのに気をよくして、長年の課題だったひび割れてしまっているカウルを
以前から用意しておいたスペアの部品に換えてみることにする。

オークションで鶏ガラのような状態の部品取り車を15,000円で手に入れたのはもう10年ほど前。
幸い、その部品取り車のハンドル下側のカバーはほぼ完璧な状態だったので
車庫に塗装場所を設けて、数日の間、仕事から帰ってから自家塗装をして、素材を準備。
※トヨタ車用のメタリックカラーを数回吹き付け、クリアー数回を重ね吹き


塗装待ち。.JPG
塗装がしっかり乾くまでの間に、ハンドル周りを解体。


えーと、どうだったっけ....JPG
あとで困らないように....JPG
一般的なオートバイと違って、スクーターはカバー状のパネルの中に配線類が詰め込まれている。
後で復旧するのに困らないようにと写真を撮っておいたつもりだったのに
肝心なハンドル・カバー側のスイッチとのコネクタ部分を撮っていなかったせいで
結局は通電しながら試す羽目に(笑


ブレーキも。.JPG
12年分の埃を落として、この機会にブレーキ・フルードも交換しておいた。
スロットル・グリップの作動部はしっかり清掃して、新しいシリコン・グリスを。


0702メーターパネルも模様替え。.jpg
メーターパネルもせっかく外したので、普段見えない所の埃を落としてから
艶消しのシルバー塗装だった部分をマットな黒で塗ってみた。
ちょっと気分転換。


レンズも明るく。.JPG
部品取り車にはあまり使われていなかった様子のヘッドライトが付いていたので
自分の仔犬号のレンズと見比べて、透明度がしっかり残っている部品取り車のものに交換。
こうしてみると、12年走ったレンズは結構黄ばんでいる。


スロバキア製。.JPG
パッとしない明るさのライト・バルブはH4BSというあまり見掛けない規格で
付いていたのはスロバキア製だった。
数年前に一度球切れして、その時に部品取り車のバルブにそのまま換えてある。


ハロゲンバルブに。.JPG
これもいい機会なので今手に入るハロゲン・バルブに。
日本製で3,000円弱。


0717明るくなりました。.jpg
▲上:ノーマルの状態  下:バルブ変更後

うむ、それなりに明るくなった様子。
こちらに越してきてから、本当に真っ暗な夜道を走る機会が増えたので
少しでもライトが明るいのに越したことはないのだ。



ひとまず完成。.JPG
というわけで、数週間かけた延命治療も、ひとまず完了。
ふう。

塗料関係とライト・バルブ、フロア・マットなどの購入品の合計がちょうど1万円ほど。
あとは自分の手間と時間だけ。
作業中に確認したエア・フィルターのスポンジもまだ劣化はしていなかったので
この先しばらくは具合良く楽しめるのではないかと思う。


シックになった...かな。.JPG
何より、割れていた部品が綺麗になり
乗っている時に見える景色が少し変わって、新鮮に感じられるのが楽しい。
きっと車両を買い替えたって、その楽しさが半永久的に続くわけではないしね。



あと10年!.JPG
さて、あと何年この子と過ごせるかな...
せっかくなので、出来る限り長生きしてもらおうと思っております。
以上!




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適度に可愛がってあげれば長生きする(かもしれない)。 [Cagiva Cucciolo]

Sakura scheme.jpg
0402仕事ではあるけれども。.JPG
一昨日は雨の中を東に向かって、正月以来の朝霧高原まで。
職場で予定しているお客様とのツーリングの下見に出掛けたのだ。

あいにく富士は全く姿を見せてくれなかったけれども
甲府盆地では満開を過ぎた桜が散りかけているのを眺められたし
富士五湖方面への山道の登り口周辺では桃の花が見頃だった。

写真は、下部温泉近くの長閑な田舎道沿いの桜。
すぐ近くには身延線の線路や鉄橋も見えていて
一緒に写せたら、なかなか素敵な写真になりそうだった。


0402もちやさん。.jpg
朝霧高原といえば、ドライブイン「もちや」さんの「二輪車会館」。
数年前に訪れた時と変わっていない、というより
時間が経った分だけ草臥れてしまった感じではあった。
いっそ無料にして多くの人に観てもらった方がいいんじゃないかな...という気も。

機械というものは、動いていないと確実に傷んでいくものだから
手間を掛けてきれいに磨き上げて見せるか、動かしてあげるかのどちらかでないと
どうしても可哀想な気分になってしまう。
自分の職場に長年保管してある車両も同じなんだけれども、ね。


☆☆☆


0403たまには、しっかり。.JPG
夜の間、かなり強く雨が降り続けて、今日も午前中はしっかり雨。
出掛ける頃にようやく上がりかけて、用事を済ませて帰ってきた頃には
ところどころに穴を開けたような不思議な雲間から青空も覗くようになった。
こういう時には、普段動かしていない我が家の機械をしっかり動かしてあげないと。

去年の秋にタイアを交換した仔犬号は、冬の間にバッテリーの充電をしておいたおかげもあって
埃を軽く落とすとセルの一発目でちゃんとエンジンが掛った。
雨で空気中の埃が洗い落されたかのように、春とは思えない透明感のある空気。
夕方の冷え込みを想像して、しっかりとした冬用ジャケットを着て散歩に出てみることにした。



0403雨も上がって。.JPG
普段よく眺めている山並みよりも南側、朝日村の方向も奥までくっきりと山の尾根が見通せる。
久々にしっかりと動かした仔犬号は、走り始めのうちこそ
エンジンが少しざらつくような感触があったけれども、
空港の外周路の長く見通しの良い道路を2周(笑)するうちに、
すっかりいつもの滑らかさを取り戻した。

通勤にほぼ毎日使っていた頃と違って、いつ入れたのか思い出せない頃の
ガソリンが残っていることを考えて、スタンドに立ち寄ってハイオク・ガソリンを満タンにする。
満タンと言っても、入ったのは5リットル程度。
ちなみに容量は7リットルと取扱説明書には書いてあるけれども
それ以上入ったこともある。イタリアンなのだ。



0403山も春色。.JPG
空を見上げて、盆地を囲むように連なっている山を眺めてみる。
山肌も冬の間の無彩色ではなくなり、緑色が少しずつ鮮やかになってきた。



0403今が一番いい季節かも。.JPG
ひんやりとはしても、寒いというほどではなく。
今ぐらいがこの地域では一番いい気候かもしれない。
少なくともワタクシにとっては桜が開く前のこの時期と、稲刈りが終わった後の秋が一番だ。
どちらも、本当にいい気分なのはほんの2週間くらいしかない。


0403保険もしっかり。.JPG
自賠責保険も更新したところだった。
大型2輪は少し安くなり、原付は少し高くなった。
手に入れてから、去年の暮れでちょうど満10年。
少しずついろいろな部品が手に入りにくくなってきたけれども
あと5年くらいは乗れるかな...



0403どれも捨てがたい....JPG
ほんのりベージュがかった落ち着いたメタリック塗装で仕上げられた駆動系や
長時間乗ってもあまりお尻の痛くならないシートなど、
この子の美点はいろいろとある。
買う時にはこれほど長く乗るとは考えもしなかったけれども
乗り替える理由もこれと言ってないので、当分は大事に付き合っていこうと思う。
たまには、じゃなくて、また時々は通勤にも使ってみることにしよう。


0403朽ち果ててしまわないように。.JPG

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車庫フル操業の巻、その2。 [Cagiva Cucciolo]

麦畑スキーム2。.jpg
0905交換。.JPG
暑さに負けて、通勤や買い物ももっぱらクルマに頼っていた。
東京に居た頃にあれだけ使っていたスクーターにもほとんど乗っていない。
実は、かなり前に換えた後輪のタイアのサイド・ウォールがひび割れ始めていて
ちょっと乗る気にならなかったのだ。

素直にタイアを新調すればいい話なのだけれども、
ふと車庫に眠っている部品取り用のもう1台のタイアを見てみると
意外なことにひびもなければゴムの弾力もしっかり残っていた。
センター・スタンドを掛け、カバーを2重に被せて長年放置していたことが
幸いしたのかもしれない。

よし、ホイールごと交換してみよう。
購入してから、ちょうど10年。距離は24,000km。
どの程度の経たりがあるのか、ということにも興味がある。


0905新旧ホイル。.jpg
上が10年使ったもの。ブレーキ・ダストを吹き飛ばしてしまうと
思ったほどの差はなく、まだまだ問題なく使えそう。


0905新旧リアハブ周り。.jpg
ブレーキのライニングも、思ったほど減ってはいなかった。
以前にカムに塗ったグリスもまだしっかり残っている。
片持ちのドライブ・シャフトにもガタはなく、
オイル・シールの周辺にも酷いオイルの滲みなどは無し。
よしよし。

ホイールを入れ替え、空気圧をチェックして、完了。
マフラーは外したついでに錆を少し落としておいた。

2002年の暮れに買ったこのスクーターは、実際には1999年製。
ピアジオ製の4ストローク・125ccのエンジンはとても滑らかで
壊れるまで使い切りたいと思う。

休日だし、久々に少し走ってみようかな。


0905奈川にて。.JPG
山間の道を北に進んで国道158号線に出て、
平日のおかげで少なめのクルマの列に続いて上高地方面へ。

エンジンと駆動系がしっかり暖まった後の仔犬号は、スロットルの反応もリニアで
出足はさほど速くない割に4-50km/hを越えてからの伸びが素晴らしい。
前にクルマが詰まっているのに、こちらが小振りのスクーターだからか
右に左に車体を振って追い抜こうとする素振りを見せる真後ろのハイエースに閉口しつつ
上りのワインディングを気持ちよく抜けていく。

奈川渡ダム手前のトンネル内の分岐で南に折れて、奈川村へ。
一気に前後を走るクルマも減り、エンジンは「るるるるー」と快調な音を奏でている。
2ストロークのスクーターではこういう静かな滑らかさは無いし、
250ccのスクーターではここまでの長閑さがない。
カブも素敵だけれども、仔犬号はいわば「オートマティック・カブ」なのだ。


0905阿弥陀堂にて。.JPG
少し心配したグリップ感の乏しさを感じることもなく
交換した古いタイアはごく普通に働いてくれているようだった。
車重が軽いのと(98kgしかない)、大したスピードではないので、これでも大丈夫なのだろう。

新野麦街道を通ってもとの道をまた引き返し、
我が家に戻る少し手前で通ったことのない道へ折れてみた。

民家が途切れた山裾に、ひっそりと立派な神社。
周辺は参道なのか車道まで立派な石畳で、
我が家からほんの10分程度の距離なのにちょっと旅行にでも来た気分になった。

まだ明るい時間に家に着いて、和室の畳の上に横になる。


☆☆☆


0906今月の新作。.JPG
翌日。
イベントなどで盛り沢山の8月が終わると、心も体も疲れ切ってしまって
久々に連休を取ったのだった。

今朝は、妻がほとんど完成間近まで仕上げていた「薄型下駄箱」を仕上げる約束。
我が家の玄関は車庫へ繋がる廊下の一部でもあるのだけれども、
靴を置くスペースをどうにか確保しなくてはいけなかった。
出来るだけ場所を取らないようにと、靴を立てて収納できるように
デザインして造ってみたのだという。

あれ、ちゃんとできてるじゃない。すごいね。

ワタクシの役目は、取っ手と扉の開き止めを選んで取り付けること。
二人で前日にホームセンターまで部品を選びに行ったので、
今朝はそれを取りつけて、玄関に設置すれば完了なのだ。



0906いつもの作風。.JPG
扉が水平まで開いた所で止まるように部品を取りつけて、
取っ手は家の他の部品と合うようにアルミの艶消し風のものにしてみた。
中の棚板は、いつもの妻の作風通り、家の床材の端材に蜜蝋ワックスを塗ったもの。
玄関ドアの框がぎりぎりで当たらないように左の側板には巧妙な逃げまで造ってあって
設置してみるとピッタリと隙間に収まったのには感心した。

もちろん、日曜大工の延長なので、細かく見ればいびつな所も多々ある。
でも、それも含めて心地よく思えてきたのは、自分達で造っているという実感と
色合いや形が「こんなものが欲しいな」と思った通りのものになっているおかげだと思う。

さて、次の妻の新作は...
あ、その前に「鉋(カンナ)が欲しい」と言われているので探さないと(笑


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小さな手入れ。 [Cagiva Cucciolo]

Sunset scheme.jpg
夜のパン屋。.jpg
今年は家のことを考え始めたせいもあって、
休みが取れても二人でドライブに出掛けることが例年よりもずっと少なくなってしまった。
この間のように仲間が誘ってくれるなんていうのは、とてもありがたい機会なのだ。

ここしばらくは、休みの日の午後などに少しだけ時間を作って、近所を一回りして。
それでも、それなりに満ち足りた気分になるのは、
そういう乗り方でも楽しめるマシンに出会えたからなんだろうね。
心を静かにして耳を澄ませて跨っていると、どんな道でも楽しいものだ。


夕暮れの空港。.jpg
我が家から空港まではほんの数分。
ゆっくりと午後の昼寝をして、少し生き返った気分で飛行機を見に出掛けたりして。


流したつもりが....jpg
この日持って行ったディマージュA200は、もう7年前のカメラ。
滑走路を北に向かって加速していく旅客機にピントを合わせて、
きれいに流して撮ったつもりが、あららら。
今のカメラと比べるとワンテンポ遅い反応速度を身体が忘れてしまっていた。


あーあ、行っちゃった。.jpg
あーあ、行っちゃた...


☆☆☆


たまには充電。.jpg
そんな付き合い方だったので、仲間と出掛ける直前には念のためバッテリーも充電しておいた。
純正のバッテリーは購入した時以来まだ交換していないので
もう丸5年は使っていることになる。その割にはまだ結構元気。
ある日突然お亡くなりに...という心配が少ないのは、
昔ながらの開放型バッテリーの良いところ。


BMW充電器.JPG
BMW版の充電器は先端が欧州標準サイズの小径のシガーソケット仕様になっていて、
車両本体のソケットに挿すだけで充電できる。

バッテリー端子を摘まんで充電もできるように
シガーソケットに繋ぐワニ口クリップも部品としてあるのだけれども
ふと考えて、仔犬号にもソケットを付ければそのまま充電できることに気がついた。
職場で扱っている欧州サイズ(ヘラー型)のソケット増設キットを
仔犬号のバッテリーカバーに埋め込んでみることにする。
仕事が終わった後の工場で工具を借りて、小一時間....

ソケット追加。.JPG
うん、できた。

シート下の本来ヘルメットをしまうべき空間に「でん!」と鎮座しているバッテリー。
このカバーを外すのは結構面倒なのだ。


これで充電。.JPG
これからは、こんな感じでソケットに挿すだけ。文化的(笑)。

パンク修理剤も。.jpg
ヘルメットの入らない収納スペースには、こんな風に応急用のパンク修理剤を仕舞ってある。


オイルも綺麗に。.JPG
充電が完了するまでの時間を使って、エンジン・オイルも交換しておいた。
Silkoleneの化学合成100%オイルの感触が良かったので、
同じ資本のFUCHSの"Hyper TITAN"なるオイルを選んでみた。
「5W-40の化学合成100%オイル」がこのPiaggio製エンジンの指定。


ストレーナーも綺麗。.JPG
オイル・ストレーナーも久々に引き抜いてゴミや異物が無いことを確認して
エキゾースト・パイプも綺麗に。
センター・スタンドのピボットにも注油。



気休めにCRC.JPG
錆がうっすらと浮き始めたマフラーには錆落しを塗って磨いてから
CRC 5-56をたっぷり塗って、エンジンをかけて過熱して焼き付け。
これは結構効く。


ワックス。.JPG
再び艶が薄れて乾燥肌が気になってきたトップ・ケースには「ユニコン・カークリーム」を。


穴はしっかり塞ぎましょう。.jpg
なんて、手際よく進んでいる風に見えるけれども
実は初めにソケットを付けようとして開けた穴の位置が見当違いで
すぐ裏側までガソリンタンクが来ていることがわかって使えず...

そのまま穴をあけておくわけにもいかないので、
ぴったり18mmΦのゴムキャップ(実はBMW R100のタイミング・ホールを塞ぐプラグ)
をはめて隠すことにした(笑
めでたし、めでたし。


充電完了。.jpg
そうこうしているうちに、充電完了の緑のランプが点灯。
よし。



長生きしてほしい。.JPG
手に入れて丸9年、来年で10年目。

壊れた時のことを考えて、次のスクーターは何が良いかな...なんて
この数年ずっと世の中の新型車を眺めたりもしているのだけれども、
意外にこの分野はそれほど進歩が無いような気がする。
たぶん、今店頭で売っている新車に乗り換えても、新鮮な感動には出合えないんじゃないだろうか。

シンプルな空冷の125ccで手間の掛る故障もなく、
大きめの車輪のおかげで操縦性はごく自然で、癖も無い。
エンジンと駆動系がPiaggio製のおかげで、消耗品もすぐに手に入る。
オートマティックのカブのようなもので、なかなかこれは捨てがたいマシンだ。
何より、元気だったころのCAGIVAの心意気がそこかしこに感じられて
愛すべき乗り物のような気がするのだ。
顔つきも穏やかだしね。

時々はしっかり様子を見てあげて、できるだけ長生きしてもらおうと思う。


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気持ち良く乗り続けるために。 [Cagiva Cucciolo]



1201たぬき煎餅.jpg
月曜日。
陽射しが柔らかなうちに散歩に出てみることにした。
相棒と二人して少し厚着して、「なんだか狭くなってない?」なんて笑いながら二人乗り。
お気に入りのおかきや揚げ煎餅なんかを買い込んで、のんびり都内を回って明るいうちに家路へ。
イルミネーションが何処も彼処も綺麗だけれども、なんだか自分には関係ないという感じがして眼に留まらない。

新しいヘルメットは意外に具合がいい。
そう、仔犬号用にヘルメットを買い換えてみたのだ。

買い物と整備をしていた秋でした。


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年の瀬の防寒特集。 [Cagiva Cucciolo]



休みに入って静かになった職場に一人向かって、片付けきれなかった仕事の山を少しずつ崩して...
なんてことはしないことにした。きりがない、ってことにようやく気付いた。

そんな年末の日に、少し重ための荷物が。

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仔犬号と格闘する休日。 [Cagiva Cucciolo]


暑いね。そっちはどう?
関係ない話なんだけど、最近、道路でのクルマやオートバイの走り方が
滅茶苦茶なんじゃないかって思うこと、多くない?
前から、こんなだったのかな。

ウィンカーをギリギリまで出さない、っていうのも流行してるみたいだし。
信号待ちで前の車が中央寄りに停まっているからって、
左側からすり抜けるのは、やめておいた方がいいかもね。
発進と同時にウィンカー点けてグワッと大回りで左折...なんて人、一日に何度も出会うから。

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同志、求む! [Cagiva Cucciolo]


そう、我が「仔犬号」と全く同じ、CAGIVA Cucciolo125がもう一台。
持っていた方がいろいろな事情により手放されることになり、
引き継いで乗っていただける方を探しています。

丸4年余り乗っているワタクシとしては
「楽しくて、愛らしくて、結構丈夫な、とーっても素敵なスクーターです!」と
かなり自信をもってお勧めしたい気持ちなのです。

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