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17年目の旅バイク、その2。 [HONDA CL400]

麦畑スキーム2。.jpg
1019車庫は有難い2。.JPG
旅の2日目、静かに起きだしてみるとしっかり雨が降っている。
もともと初日から雨だと覚悟していたこともあって
「おお、ようやく予定通りになった」なんて考える余裕も。
そう、ワタクシにしては珍しく、ちゃんと雨具を持ってきているのだ。

宿の方が気を利かせて送迎用バスを車庫から出して我々に使わせてくれたおかげで
出発するまで準備する間も濡れずに済むのがとても有難かった。


今回は小さい方で。.jpg
1019車庫は有難い。.JPG
心配したラスカルさんのマシンのオイル漏れは、それなりに控えめになった様子。
真新しいYASHさんのセローは薄暗い屋根の下でもくっきりとした新車らしい輝きが。
自分のCLは、いつも付けているサドル・バッグも無く、シートのシルエットも変わったせいで
ちょっと新鮮な気分で眺めていた。
もうすぐ朝7時。


1019朝食も美味しかった。.JPG
柔らかく煮つけた鮎、この地方ならではの「明宝ハム」、香ばしくてお代りが欲しくなった焼き茄子...
食事が美味しいと、この先多少は辛いことがあっても乗り越えられそうな気分になってくる。


1019小振りにもなったけど。.JPG
焼き物の町、土岐までは時間を稼ぐために東海北陸自動車道~東海環状自動車道を使い、
最初の目的地「美濃焼伝統産業会館」へ。
一瞬小降りになったけれども、そのうちにまた降りだしてきた。
ワタクシは気に入った作家の小品を少し買いこんで、旅の記念に。


1019つつましく竹で。.JPG
土岐は鰻も有名らしい。
お昼はYASHさんに案内してもらい、いかにも繁盛店という感じのお店でつつましく「鰻丼(竹)」を。
朝しっかり食べておいたので十分美味しくいただいたけれども、
いかにも「鰻を食べた!」という気分になるなら(松)でも良かったかな...などと(笑
関東のふわふわの物とは違って、皮がパリッと焼けていてなかなかだった。

その後はお土産ものとしての陶器も沢山販売している「道の駅 志野・織部」に寄って
いよいよリア・フレームの下がり具合が怪しくなってきたラスカルさんの荷物を積みかえたり
どたばたとしている中でワタクシも自分のウェストバッグを何処に置いたか想い出せなくなり、
落ち着いて考えてみると鰻屋さんを出る時に店頭のベンチの上に置いたのが最後だとわかって
一人雨の中をランチタイムも終わりかけた鰻屋さんまで往復...

なんだか時間を無駄に過ごしてしまって申し訳なかったなぁ、と時計を見ると意外にまだ2時台で
土岐の町に戻ってガソリンを補給し、YASHさんと別れてラスカルさんと中央道に乗った。

1019雨の中央道にて。.JPG
雨の中を400cc単気筒のオートバイで走っていると
仕事でクルマで通る中央道とは景色が違って見える。
安心して走れる平均80km/hくらいの速度だと、思った以上になかなか先へ進まず
駒ケ岳SAで休憩。ここで夕方5時半。

伊北から岡谷まで渋滞中という表示がずっと消えないので、
自分は伊北ICで降りて、一般道を辰野から塩尻へ抜けて帰ることにした。
ラスカルさんと別れて側道に入ると、一瞬見えた本線のすぐ先には
渋滞のクルマの赤いランプの列がびっしりと連なっていた。
まだこの先も長旅だから、気を付けて。

7時前に車庫に滑り込んで、水の滴る服を脱ぎ、写真を取り込んだりしながら
2日間の旅の話をぼそぼそと。


☆☆☆


シート延長。.JPG
実は、これまでCL400で雨の中を宿泊込みの旅に出たことはほとんどない。
慌てて普段とは装備を換えてみたけれども、BMW R nineT用の防水バッグは
雨の高速道路でも十分に使えることがわかったし、
しっかりした防水性が売りのKriega製ウェストバッグ " R8 " は使い勝手も良く便利だった。
こうやって自分の持っている道具を使える場面が増えていくのは、ちょっと嬉しい。

リア・シート・バッグはさすがに前半分だけで荷重を支えていると後ろにずり落ちて来たので
高山で立ち寄ったホームセンターでこんな応急処置を。
硬めの黒いスチロール製のブロックをシートの形風にカッターで成型して
あり合わせの金物で後ろにずれないように固定したもの。


応急処置、その2。.JPG
バッグの荷重はCL400のシート後端とスチロールのブロックで支えて、
固定の要になる前方向へ引っ張るストラップ・ベルト用に
こんな建設資材のアイボルトを使ってみたら、期待以上にピッタリだった。


1019結構役に立った。.JPG
普段はルノーに乗せて使っているGarmin製の小型のナビは
バッテリー駆動でもそこそこの時間動くので
こんな風にモバイル・バッテリーと一緒にタンクバッグに入れて使うことができた。
日中はほとんど反射して見えないけれども、
薄暗くなってからの郡上八幡の町案内や、
雨の高速道路で次のSAまでの距離などがわかるのは結構便利だった。


あと170km。.JPG
久々に旅らしい旅にも出て、6万kmまであとわずかに。


☆☆☆


1019気に入ったもの。.JPG
2日目の最初に立ち寄った「土岐市美濃焼伝統産業会館」は
地元の窯元・制作者ごとに作品が並んでいる展示室があって、
気に入った作品は購入できるようになっていた。
普段使いに向いた湯呑やご飯茶碗などの食器も多かったけれども、
風合いが気に入ったものを3点選んでみた。

銅錆釉薬の表情が気に入った皿(左)、
青碧の色合いと、持ち手部分の質感の違いが気に入ったタンブラー(右上)
何に使えるかわからないけど気に入ったので持ち帰った青い小物は、大きめの箸置きに。


生産量日本一。.jpg
午後に立ち寄った「道の駅 志野・織部」ではお買い得品を数点、妻へのお土産に。
土岐市は陶磁器の生産量では日本一というだけあって、
作家の作品以外に日常品も大量に造られているらしく、
ここの道の駅ではかなり広い販売コーナーがあった。

事前にあまり調べずに出掛けてしまったけれども、
美濃焼はまだまだ見てみたい場所がいくつか。
次回はクルマで出掛けてのんびり買い物も楽しんでみようと思った。


遊んだ後はお片付け。.JPG
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17年目の旅バイク、その1。 [HONDA CL400]

麦畑スキーム2。.jpg
1018始まりは青空。.JPG
ここ何年か恒例の、オートバイ仲間との秋の旅。
「一度小さい方のマシンで集まろう」などと去年も話していて
そろそろ6万km到達を目前にしている銀馬号=CL400で旅に出たいな、と思っていた。

旅に出るからには、事前にやっておきたかったことが一つ。


まるで別物。.jpg
このマシンは本当に気に入っているけれども、
唯一何とか改良したいと思っていたのが、シート形状。
写真で奥に写っているのはノーマルのシートで
決して薄すぎるわけではなのに妙に腰が無く、
長時間座っているとじわじわと痛くなってきて
最後は座る位置を善後に変えながら、我慢して帰ってくることになる。
後半部が妙に反り上がって見えるのも気になるところ。
ということで、改良希望内容を絵にして
シート加工屋さんに依頼してみることにした。

足着きは現状では低く感じるくらいなので、普段座る前半部は思い切って3cmくらい厚みを増し
後半は逆に2cm程度薄くして、全体がほぼフラットな座面になるようにしてもらった。
表皮の感触も変わるように熱溶着のタッキングで仕上げてもらい、
色合いも変えて側面を微妙なグレーにして2トーンに。


こうなりました!.jpg
結果はほぼイメージ通りに仕上げてもらうことができて、かなり満足。
跨った時の腰の位置が高くなったおかげで、走っている間の膝の曲がりが楽になり、
何より自由に座る位置を選べるのが有難い。


準備は大事。.jpg
出発の日が近付くにつれて天気予報は下り坂に。
前日の夜になってから、念のために5年経過したバッテリーを新品に交換し
雨に当ると変形してしまう革のサドルバッグを外してR nineT用の防水バッグに積み替え、
厚みを増したシートが擦れても大丈夫なようにタンクに傷防止のシートを貼って...


雨対策。.JPG
クラッチワイヤーとレバーの支点に注油してから、雨水が入らないようにと
ネットで見つけたKAWASAKI純正部品のレバー・カバーを被せておいた。

とりあえずこれくらいで大丈夫だろうと時計を見ると夜中の1時過ぎ。
思った通り、翌朝は目覚まし時計を無意識のうちに止めて、しっかりニ度寝(笑

ぴかぴか。.JPG
いつもの健康ランドに前泊のラスカルさんと合流して
YASHさんさんとの集合場所の木曽福島の道の駅にきっちり15分以上遅刻して到着すると
そこにはピカピカの新しいマシン、セロー250が。


1018急ごしらえ仕様。.jpg
慌てて乗せ換えたBMW製のバッグは、もともと細身のR nineTのリアシートに被さるように
出来ているのを無理矢理幅広のCL400のシートに乗せているので固定が甘く、
段差を乗り越えているうちに後ろに傾いてきた。

なんとかしたいな...と思いながら一緒に走ってきたラスカルさんのマシンを見ると
何やらオイルがかなり飛び散っている。
一瞬、旅の中止も考えたけれども、漏れの原因もわかって応急処置もできそうなので
とりあえず予定通り開田高原経由で高山に向かい、現地調達で修理を考えることに。


1018また来たよ。.JPG
2日とも雨と覚悟していた割に、初日前半は陽射しもあって爽やかな秋の空気。
いつ来ても幸せな気分になる「タビタのパン」に立ち寄って
個性的なパンとクッキーなどを買い込んだ。


1018天気はどうだい?.JPG
看板娘(山羊)のメイちゃんは小屋に籠っていて
代わりに新顔さんらしい羊がお出迎え。

1018遊んでくれー。.JPG
羊は2頭居て、クリームとシロップという名前らしい。

タビタさんを出て国道に戻り、所々で鮮やかな紅葉に目を奪われながら高山市街へ。


1018甚五郎さん。.JPG
ラスカルさんのCLのオイル漏れは、最近クランクケースを2回開けたそうで
とりあえず増し締めで様子を見つつ、オイルを補充しながら移動すればなんとかなりそう。
それとは別に、昔ホンダがリコールにしたリアキャリアの問題で
フレーム自体が破損しているのが見つかり、荷重を支える方法を考えて応急処置。
他に電装系のトラブルもあり、高山市街のホームセンターの駐車場を借りて
小一時間ほど過ごすことになった。
自分もリアのバッグをしっかり固定するための素材を調達できて、一安心。

すっかり遅めになってしまったお昼は、高山ならではの醤油味のラーメン。


せせらぎ1.jpg
▲ラスカルさん撮影の動画から

高山市街を西に抜けて、一度走ってみたかった「せせらぎ街道」へ。
街道に入ってしばらくは所々で晴れ間も拡がって道の左右の山も色づいていて
何処か異国の道を走っているかのような立体感のある景観を楽しむことができた。

郡上に近づくにつれて、のっぺりとした灰色の空が広がり
郡上八幡の町に入る頃には、街路灯の明かりが眩しいくらいに。


1018郡上にて。.JPG

1018郡上は2輪キライらしい。.JPG
どうもこの町では2輪車というものはあまり歓迎されていないらしい。
のんびり静かに数十分程度の街歩きをしたいだけだというのに
そこそこ広い町の中で2輪車を停められる場所(しかも有料)はとある特定の神社の駐車場だけだ、と
誰に訊いても同じ答えが返ってくる。

渋々、教えられた寺まで数分走り、有料の割には無人の料金箱に
標識番号を書いた紙と一緒に小銭を投入して、深いため息をつきながら、町へ。


1018水の流れる町。.JPG

1018それでも街歩きは愉しい。.JPG

1018それでも街歩きは愉しい2。.jpg
★左下のパンは、いわゆる「食品サンプル」
 郡上八幡は食品サンプルの生産量で日本一なのだそう

1018水の流れる町2。.JPG
それにしても、周りを深い山に囲まれた場所にこういう街並みが広がっているのは
なんとも不思議な雰囲気だった。
至る所に用水が流れていて、どこか伊豆の修善寺を想い出すような雰囲気もあり
街歩きはそれなりに楽しめた。

すっかり日も暮れて、あとは宿へ。


1018美味しさで生き返る。.JPG
美味しさいろいろ。.jpg
いつものようにラスカルさんが下調べをしてくれておいた宿は
街から少し離れた深い山間にある一軒宿。
そんな立地からは想像できないようなすっきりとした建物と
何より心のこもった食事が食事が素晴らしかった。

「量で勝負」の食事ではなく、一品一品の味わいに時間を忘れて幸せな気分で部屋に戻ると、
ほどなくしてワタクシだけ鈍器で殴られたかのような抗いがたい眠気に襲われてしまい、
ふと意識を取り戻すと、仲間は静かに寝息を立てている夜中過ぎだった。

というわけで、翌日のお話は、また後ほど。

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高原へいらっしゃい-その5。 [HONDA CL400]

Natsuzora scheme.jpg
0918ススキが原.JPG
仕事のことを考えているうちに、頭の奥の方が痺れてくるような感覚が消えなくなってしまった。
そういう時は、高原に向かうに限る。


0918王が頭3。.JPG
9月の半ばの休みに、久々のピーナスラインへ。
妻を後ろに乗せて、すすきの揺れる様子を眺めて
秋晴れを思わせる高い空の下でテレビ塔に見とれてのんびりと過ごした。

月の終わりにはオートバイ仲間がやって来てくれて霧ヶ峰に泊る約束もしていたから
少し前にどんな所だったかを再確認しておくのも良いかと思ったのだった。


0828日陰が好き。.JPG
夏の間に、秋に向けてオートバイ用のズボン(とはもう言わないけどね)も手に入れておいた。
Goldwin製のセボナー・カーゴパンツ、というもの。
しなやかで履き心地は良く、パッド類を装備している割にはシルエットもすっきりしている。

仲間との集まりは人々の一般的な休みに合わせて土曜/日曜。
自分は月末でお客様との約束などもそれなりにあるので
土曜日の仕事が終わってから暗闇の中を霧ヶ峰まで向かうことにした。


0928にょきにょきニョッキ。.JPG
8時半を回ってから国道20号で淡々と塩尻峠を越え、
諏訪湖の北側から霧ヶ峰へ最短コースを上っていく。
何度か泊ったことのあるコテージに辿り着くまでの後半の30分ほどは、ほぼ漆黒の世界。
時々対向車もない暗がりの中をヘッドライトに照らしだされた野生動物が横切ったりして
久々にオートバイを操ることに全神経を集中して運転した。ふう。

ログ組のコテージの扉を開けると、そこには幸せな暖かい空気が満ちていて、
料理長ラスカルさんの用意してくれた暖かい食べ物を胃袋に送り込んでいるうちに緊張も解けてきた。


0929二輪日和。.JPG
翌朝は、これ以上ないというほどの快晴。オートバイ日和だ。

0929眩しい朝。.JPG

0929待ち伏せ。.JPG
ロッジのドアを開けて外へ出ると、足元にYASHさんの見なれた黄色いマシン。



0929しっとり。.JPG

0929コテージにて。.JPG

0929年季。.JPG
ねこにんさんと食材満載で健気に走り続けているラスカルさんのRT。


0929眩しい朝2。.JPG

0929眩しい朝3。.JPG
ラスカルさんの友人の息子さんのSV400Sと、ラスカルさんの仲間「天然さん」のCB400SS。


0929ぼけぼけ....JPG

0929巨大梨。.JPG
ゆっくりと皆起きだしてきて、昨晩の残りを温めてもらったりして
再びの心地良い満腹に。



0929このポッチャリ感が好き。.JPG


0929集合してみた。.JPG
さて、出掛けますか。

コテージを出ると、まだ早目の時間だというのにそれなりにクルマやオートバイが走っていて
さすがに日曜日は違うのだなぁと思った。
美ヶ原までのビーナスラインは、少しゆっくり目のペースで周囲の景色を眺めながら走ると
こんなに気持ちの良い道はそうそうないのではないかとあらためて感じた。

乾いた気持ちの良い風に吹かれて山本小屋の駐車場へ。
時計に針が10時を過ぎると忘れたつもりになっていた仕事のことが気になって来て、
そわそわしてしまったのが少し残念。

では、自分はここで。
結局、山本小屋の駐車場を出てからは一度も休憩せずにまっすぐ我が家に戻った。
シャワーを浴びて、気持ちを切り替えてから再び日曜日の職場へ。



0929絶景懇談会。.JPG
この日は駐車場から八ヶ岳の稜線の少し脇に富士山のシルエットも浮かんでいた。
半日ほどの小旅行だったけれども、短時間でこれほど清々しい気分が味わえるのも
仲間に恵まれているおかげだな、と思ったりして。

さて次回は....



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少し遅い春を探しに。 [HONDA CL400]

0502 Shidare scheme.JPG
0430休み前に栄養補給。.JPG
六日間働いたご褒美に、職場から家に一瞬立ち寄って妻を拾い、そのままステーキハウスへ。
純粋動物性たんぱく質を補充。ベーコンのいい香り。


0501木曽楢川2。.JPG
翌日は休み。
満ち足りた気分で少し寝坊して、晴れているけれども少しひんやりとした風を受けながら
オリバー君に二人乗りで南へ、木曽路を行く。
漆器を集めた工芸館を併設した楢川の道の駅へ。


0501木曽楢川。.JPG
物産市場で、今の季節ならではの「こごみ」や、なぜか格安のアンデスメロン、
地元で作ったらしいわらび餅などを買い込んで。


0501木曽楢川3。.JPG

0501木曽楢川の蕎麦。.JPG
漆で仕上げた曲げ木の器などに見とれながら、美味しいそばを食べ
早目にのんびりと帰り道へ。
日本の器は美しいね。

久しぶりに重厚で滑らかなR100Rのエンジンを楽しんだ後は、
身軽なCL400に乗り換えて、今度は一人で山並みの西側へ抜けてみることにする。



0501奈川へ。.JPG

0501乗鞍方面はまだ寒そう。.JPG
上高地線を上っていき、梓湖手前のトンネル内の分岐を左へ折れて、奈川方面へ。
まだ午後の早い時間、湖面の先に見える乗鞍の山並みはまだ冬の表情。


0501稲核ダム近く。.JPG
そのまま南に下っていこうと思ったら、さらに山肌に沿うように登り道がある。
舗装は少し荒れていてかなりの急坂だけれども、そんな道にこそ似合うバイクなのだ。
ぐんぐんと標高が上がっていき、季節遅れの桜の間から湖面を見下ろせる場所があった。


0501誰もいない道を行く。.JPG
2、3軒の民家だけの集落を過ぎ、鬱蒼としてきた林道をそのまま進む。
雪解け水が流れ続けていて、森の深い香りに辺りが包まれる。

そのうちに一気に道が下りになり、転がり落ちるように
いつもの奈川へ抜ける道に降りてきた。


0501路肩には、まだ雪。.JPG
野麦峠への分岐を通り過ぎてしばらく進むと、路肩にはこんな残雪。
今日はもう5月なのだけれども。


0501風はひんやり2。.JPG
一番標高の高い場所を通り過ぎて、木曽方面への視界が開けてくる。
風はかなりひんやり。

ついさっき、二人乗りで走った国道19号線に再び戻ってきた。


0501春の色合い3。.JPG
我が家まではもうほんの少し、大きな道を外れて普段通ったことのない農道を選んでみる。


0501春の色合い2。.JPG
民家の庭先には、チューリップと水仙。
今が春なのだ。


0501美しい日本の私。.JPG
信州の田舎道は本当に楽しい。
クルマでは、幾らのんびり走ってもこういう風景にはなかなか気がつかない。
ふと、着替えだけを詰め込んで、知らない田舎道を
泊りがけであてもなく走りに出掛けてみたくなった。


0501風はひんやり3。.JPG
まだ陽の明るさが残っているうちに、我が家へ。
夕方の風を当ててエンジンが冷えるのを待ち、車庫に仕舞う。


0501遊んだあとはちゃんと磨こう。.JPG
革の履物にローションを吹きかけてざっと拭き上げてから
つま先辺りにあった浅い引っかき傷にミンク・オイルを指の腹で塗り込んでおいた。


0502こごみ。.JPG
すっかり暗くなってから、軽い夕食と食後にわらび餅。
この日買ったこごみは、翌日の晩にお浸しと天麩羅であっさりと美味しく戴いた。
休みの前の晩に重たいものをしっかり食べておいたから、これ位で丁度良いのだ。


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静かな散歩。 [HONDA CL400]

0822夕焼けスキーム.jpg
1115王が頭.JPG
先週の水曜日に冷たい雨が降って、
翌日には美ヶ原も粉砂糖を振ったような冬景色になっていた。
秋は一瞬なのだ。


1120働くバイク。.jpg
水曜日に仕事の用事が入ったので
一日前に代わりに休みを取らせてもらうことにした。
明るいうちに、最近乗っていなかった銀馬号で散歩に出てみることにする。

山のパン屋さんも今日は営業日。
ピカピカのCD125もいつもの場所に停まっている。
午前中は商品もたっぷりと充実していて、お目当ての「シナモンロール」も手に入った。

思ったよりも気温も上がってきて、北アルプスは少しぼんやりと霞みが掛ったよう。
南へ向かってみることにする。


1120八ヶ岳もくっきり。.JPG
車検整備も終わった銀馬号はエンジンの回り方も滑らかで
夏に乗った時よりもずっと具合が良い。
空冷エンジンは今が一番楽しい季節なのだ。

峠を越えて諏訪湖を見下ろす場所に出ると、正面には八ヶ岳がくっきり。
エンジンを停めて、しばらく見とれる。
1120久々の富士。.JPG
遠くには富士もしっかり見える。


1120誰もいない。.JPG
辰野の方角に折れて、しばらく進むうちに行きかうクルマもほとんどいない山道へ。
静かだ。
空は高くて、すすきは静かに揺れている。
こういう所で立ち止まると、本当に何も考えない。
ただ、静かな風の音を聴いて、いろいろな色合いの樹々の重なる様子に見とれているだけ。



1120秋の散歩-2。.JPG
そういう時に、自分が乗っているオートバイが静かだというのは、少し気分が良い。

1120秋の散歩。.JPG
革のサドルバッグの中には、きっとまだ暖かいパンのいい香りが満ちている筈。


1120秋の散歩‐4。.JPG
明るい農村。
土があるっていうのは良いものです。


1120今日一番の秋色。.JPG
適当に走っているうちに、我が家の南の集落まで戻ってくる。
農家の脇に、今日一番の素敵な秋色を見つけた。

ちょうど12時を少し回ったところ。帰ってお昼ごはんにしてもらおうっと。


1120遊んだ後は片付け‐2。.JPG
走ってきた直後のマシンのチェーンからは、暖まったオイルが汚れと一緒に滲みだしている。
古い歯ブラシで汚れを掻き落として、軽く拭きあげてから
テフロン入りの自転車用チェーン・オイルを滲み込ませて、もう一度拭き取っておしまい。
遊んだら、しっかり片付けないとね。



1120遊んだ後は片付け。.JPG
オートバイ用のスプレー式のオイルよりはずっとさらさらした感じのオイル。
滲み込んでいく様子からすると、しっかり奥まで届いていそうだし
何よりオイルを差した後のチェーンの軽さはなかなか良い。
それなりにしっかり塗り込んでも、飛び散って汚れることがほとんどないのも美点。


1031Eddi Jacket..JPG
前回の慰安旅行も、今日の散歩に着ていったのも、このDaineseの「Eddi Jacket」。
防寒インナーの付いた3シーズン用ジャケットとしては軽く、
なにより動きやすいので気に入っている。


Edi-1.jpeg
Eddiという商品名は、あのパリ・ダカール・ラリーの王者、
エディ・オリオールから来ているらしい。
上腕部にベンチレ―タとしての開口部があったり、
脇の下が通気のために独特の形になっていたりするのも
身体を大きく動かすオフロード用途を意識しているのかもしれない。
その割にシックな(地味、とも言う)出で立ちなのは、
やはりDaineseらしいセンスなのだろう。


こういう袖はなかなか無い。.jpg
個人的に気に入っているのは、この袖の形。
冬用ジャケットの多くは、グローブのカフとの相性がなかなか上手く合わなくて
装着に時間がかかったり、隙間風が入ってしまったりする。
このジャケットはグローブを外に被せてしまえば、まず隙間風は入ってこない。
何より着やすくて、ボタンを留めたり
ベルクロの付いたタブを引っ張ったりしなくて済むのが良い所だ。



1120植物は元気だなぁ。.JPG

1120ラズベリー。.JPG
チェーンを拭き取って、車庫の扉を閉める。
鉢植えにいつの間にかヴィオラが増えている。
ラズベリーも、ほんの一つだけ実がついていた。

暖かい食事をして散歩で見てきた景色のことを妻に話しながら炬燵に腰まで埋まると、
ほどなく静かに眠りに落ちてしまった。

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車検の年、3台目。 [HONDA CL400]

0822夕焼けスキーム.jpg
1010久々に身軽に。.JPG
我が家にある乗り物、クルマ2台とオートバイ3台のうち
車検を受けなければいけない4台はすべて同じ年に順番が回ってくる。
そう、今年なのだ。

春にスバル・ニコット、8月末にオリバー君、今月に銀馬号、年末にRAV4。
ユーザー車検を利用してできるだけ費用を抑えているつもりではあるけれども
結構大変な出費だ。

職場で扱っている保険の一つに、家財を対象にした積立保険で
2年ごとに一時金(中途返戻金)を設定できる「車検くん」という保険商品があるので
今年から加入してみることにした。
毎月5千円ほどを積み立てして、10年後には満期返戻金があり
それまでの間は2年ごとに8万円の中途返戻金を受け取ることができる。
さすがに4台分すべてを賄えるわけではないけれども、気分的にはかなり安心だ。

事前に少しずつ整備はしておいた。
エンジン・オイルもブレーキ・フルードも交換したばかり。
何より、2年前の車検の直前にフォーク・オイルなども換えて
それからほんの1000kmくらいしか走っていないのだ。

直前に光軸調整をしっかりやって
前回指摘されて慌てた「シートのタンデム用ベルト」を取りつけるついでに
久々に革のサドル・バッグを外してみた。買った当時を思い出して、ちょっと新鮮な気分。
検査はすんなりと1回でOKだった。


1010車検完了。.JPG
家の近くの畑を横切る道には、栗の毬が転がっていた。
すっかり秋なのだ。


1010動態保存。.JPG
東京を離れる直前に5万キロ台の後半まで進んだまま、
なかなか6万キロの大台に手が届かない。
旅の相棒としてはオリバー君の出番が圧倒的に多くなってしまった。
たまにはしっかりエンジンを温めて、少し遠くまで出掛けてあげないとね。


1010けっこう丈夫。.JPG
戴いたステッカーは、しっかり綺麗なまま残してある。



1010もやし....JPG
車検場から長閑な田舎道をのんびり流して、家の近くのスーパーマーケットへ。
お買いものメモをしっかり持たされてきたのだ。

パン、もやし...?

「あ、今晩は焼肉大会です♪」

何も収納場所が無いオートバイにリュックを背負って
車検の帰りに1パック19円(おひとり様10袋まで)のもやしを2袋買って帰る夫。
えらいな(笑


☆☆☆

家に帰って一休みした後、無粋なタンデム用のベルトを外し、
ミンク・オイルを塗って一晩寝かせておいたサドル・バッグを軽く磨いて
いつもの銀馬号の姿に戻しておいた。

陽が傾きかけた4時過ぎ、もう一度今度はしっかりしたウェアを着直して
久々に高速道路に乗ってみることにする。
塩尻I.C.から南へ向かい、岡谷から辰野を通って伊北I.C.まで足を延ばす。

メーターで120km/hまで頑張ってみる。今さらだけれども、R100Rとはかなりの違いだ。
風圧と戦いつつ、スロットルを握る手に力を籠め続けなければならない。
このマシンである程度の時間を気持ちよく走り続けられる速度は
ちょうど100km/h位のような気がする。

ふと、数年前には何度か東京から新潟や長野の北の方まで、
これに乗って出張に出掛けていたことを思い出した。
気持ち良く持続できる速度を少し超えて、緊張を維持しながら3-4時間走り続けていた筈だ。
若かった、ということなのかな。
いや、もっと楽な世界があるということを知らなかったから
それを苦労とは思っていなかったのだ。たぶん。

知らなくても良いことや、知らない方がいいことも、世の中にはたくさんある。
高速道路をオートバイで走る時に、もっと楽で心地よい世界があるということについては
その世界を知って本当に良かったけどね。

高速道路で十分に上の方まで回したエンジンは、余分なカーボンなどが飛んですっきりしたのか
ここ2、3年感じたことの無かった滑らかさ。
トラックの赤い尾灯を追いかけながら走っていると、
極端にゆっくりしたペースのカブを追い越した。
きちんとしたアライのジェット型ヘルメットを被っていて、旅の途中のようだった。
田舎の国道を淡々と走っているだけでも、楽しさはいろいろな所に転がっている。

山の向こうに陽が落ちて、涼しいのを通り越して肌寒いほどの国道を辿って
我が家に戻ると焼肉大会の準備が始まっているところだった。


☆☆☆


【今週の妻の新作】

1010次なる新作。.JPG
今月の妻の新作は初の外注品(微笑
実家のお母さんからの依頼の品だそうで、
ベッドのヘッドボード兼収納家具なのですが
下段は横から開けられる抽斗になっております。
作風はいつもの通り。
微妙な材料の継ぎ接ぎ具合が温かみを感じさせてくれる逸品であります。


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車庫を使ってみる。 [HONDA CL400]

麦畑スキーム2。.jpg
0718夏の夕焼け。.JPG
ワタクシの大好きな冬は、もうかなり遠くに行ってしまった。

一週間振りの休みの日には、もう体重が10kgくらい増えてしまったのではないか....
と思ってしまうくらいに自分の身体が重たく感じられて、
一瞬「丸一日横になって涼んで過ごそうかな...」などと思ってしまう。

いかんいかん、そうやってグダグダとしてしまうからさらに身体を動かすのが辛くなるのだ。
食べやすいミューズリーに冷たい牛乳を注いで、時間を掛けて流し込みながら
今日やるべきことを頭の中にメモのように浮かべてみる。

そう、たまにはオイル交換ぐらい自分でしないと、ね。



0725お醤油屋さん。.JPG
工務店さんから戴いた地元の醸造所の醤油があまりにも美味しかったので
たかだか醤油だけでこんなにも食事が楽しくなるものか、と最近思ったのだった。
少し値段は高めだけれども、もともと醤油のような手間のかかるものが
牛乳と同じような値段で手に入ること自体がおかしいような気もする。

二人で出掛けて駐車場に停めた車のドアを開けた途端に
ほんのりと素敵な香りがした。


0725味噌も買って。.JPG
味噌も見るからに美味しそう。
お互いの実家への贈り物も選んで、自宅の分も少し。
豆類や木の実の好きな母向けに、味噌豆なるものと味噌で味を付けた胡桃も。
こういう買い物は心が和んで、いい。

今週の休みは薄曇りで、突き刺さるような陽射しもなく、静かに家に戻った。

ご近所で戴いた茄子とえんどう豆、ふっくらとした椎茸を天麩羅にしてもらって、ざるうどん。
たっぷりの細身の刻み葱を薬味にして、するすると。

日中の一番暑い時間に、日陰の和室で1時間ほど昼寝。
...あ、そうだ、オイル交換をしようと思っていたんじゃないか。


0725オイル交換。.JPG
もそもそと起き上がって、車庫の扉を開けて風を流し、まずは必要な道具を並べてみる。
今日はとりあえず銀馬号=CL400の交換を。
工具の入ったバッグ、エンジンオイルはヤッコの15W-50を2リットルほど。
久々なのでオイル・フィルターとOリングも。

しばらく乗っていなかったからオイルは落ち切っている筈なので
無理にエンジンを回さずに、そのまま2箇所のドレインからオイルを抜く。
今回初めて使ってみたのが、この廃油の受け皿兼オイル貯蔵ボトル。
平たい一体成型の樹脂製のボトルの一面がオイルの受け皿になっていて
抜いた廃油をためておくことができるという便利なもの。

実は、職場に廃油を燃料に使うストーブを導入したので、
冬になったら汚れたオイルは幾ら出ても処分には困らないのだ。
というよりも、汚れたオイルが沢山あった方が職場が暖かくなる(笑
これまでのように紙に吸わせて燃えるゴミに出して...というよりも
ずっと現実的な処理方法になった。

日記を見直してみると、去年の春にオイルを換えてから320kmしか走っていない。
文字通り、エンジン内部を洗っているようなものだ。


0725 キックペダル交換。.JPG
この春、ふとオークションのサイトを見ていたら、走行距離の短いCL400の車体をバラバラにして
外した部品を驚くほど良心的な値段で出品している方がいた。
ちょっと気合を入れて、以前から欲しかった部品を7点ほど落札。
タイア・スプロケット付きのリア・ホイール、リア・ブレーキのロッドとスイッチ、
フロント・フォークのセット、錆の酷くなってしまったフロントのフェンダー、
エンジン下のスキッド・ガード、スピード・メーター・ギアとケーブルのセット、
そして変色の進んでしまったキック・ペダル。
これだけまとめて送ってもらって、2万円も掛らなかった。

キック・ペダルはご覧の通り新品の頃の輝きを残していて、700円。有難い。
回転する部分にフッ素入りのオイルを滲み込ませて、エンジンから出ているスプラインには
齧り防止のつもりでグリスを少し塗ってから、しっかり締め付けた。
12年目のキックペダルも使用上は何の問題も無かったのだけれども
見た目が綺麗になるのは新鮮で気分がいい。
元のペダルは何かあった時の予備に取っておくことにする。




0725新品バッテリー。.JPG
バッテリーも、そろそろ寿命。
この春に一度乗った時にも、ニュートラル・ランプの緑色の輝きが怪しくなっていて
ウィンカーの点滅が気忙しい状態だった。

このブログを見返してみたら、前回バッテリーを交換したのは2005年の12月。
小さなバッテリーだけれども、キック始動のおかげで消費する電力も少ないのだろう。
6年半も持ってくれた。
この6年半の間にワタクシは結婚をして、引越しを3回して、仕事を2回替えた。
ずいぶんと忙しい6年半だった、ような気もする。


去年のうちに買っておいた純正のGS-ユアサ製のものを開封して、電解液を入れ
30分ほど放置してから充電器に繋ぐ。即用式とはいっても、初期充電をした方が安心だ。

念のため古いバッテリーのままキーを捻ってみると、
ランプは点かないもののエンジンはあっさりと始動できた。
陽は少し傾いて、6時を回る頃。
もし間に合ったら、いつもの床屋さんで髪を切ってもらおうかな...

畑の間を抜ける道をゆっくり走りながらエンジンを温めて
少し広い農道で少しずつスピードを上げていき
空港の外周路までくるといつもの銀馬号の元気さが戻ってきた。
夕方の風は少しひんやりと感じるほどで、夜中まで蒸し暑かった都内の空気とは全く違う。

目指した床屋の回転灯は、もう回るのを止めていた。
店の前で15秒くらいエンジンを掛けたまま考えてみたけれども、
今日切ってもらわないと困るわけでもないし、またの機会に来てみることにする。
方角を南に向けて別の道で空港の南端を回り、
我が家までもう5分くらいの酒屋の駐車場で一休み。
冷たい缶入りのコーヒーでも...



0725長閑な夕方・.JPG
と思って停まったのだけれども、それきりもうエンジンが掛らなくなってしまった。
CL400はキック始動だけれども、完全にバッテリーが無くなってしまうと
まず火が入らなくなる、ということを忘れていた。

我が家まではほんの少し。
とは言ってもオートバイで5分の道のりを押して歩く元気は、今日は無い。
数秒考えて、車庫で静かに充電中の新品バッテリーと工具を
妻にクルマで届けてもらうことにした。

久々に眺めた夕焼け。


0725日も暮れて。.JPG
R100Rのそれと比べると大きさも重量も1/4以下しかないんじゃないかと思う小さなバッテリーと
最小限の工具を妻から受け取り、ほんの2、3分でエンジンは掛った。
気を取り直して、我が家までの5分間をじっくりと楽しんでみる。

もうすっかり沈んでしまった陽の欠片を受けて
玉蜀黍のひげがちらちらと輝いているのを横目に見ながら、葱畑や長芋畑の間を抜けていく。
我が家に着くと、ちょうど7時を少し回った所。
エンジンを切ってしばらくすると「キン!コン!」と空冷エンジンが冷えていく音がし始めた。
車庫の扉を開けて元の位置に銀馬号をしまって、
しばらく熱気が風に乗って流れていくのを待ってから窓を閉めた。

さて、来週はもう2台のどちらと遊ぶことにするかな。

☆☆☆

忘れないようにメモ:58,120kmでオイルとフィルター交換、YACCO MVX500 4T 15W-50。

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春を探しに。 [HONDA CL400]

Sakura scheme.jpg
富士と桜。.jpg

科学館にて。.jpg
久々に連休を取った先週、休みの二日目には暖かさに誘われて二人乗りで甲府まで足を伸ばした。
もしかしたら桃の花も開き始めているかも...とも思ったのだけれども、さすがにまだ早く
その代わりに小淵沢周辺の農道では梅を眺め、甲府市内では桜を十分楽しむことができた。


桜とN360。.jpg
▲動画から切り出し:撮影 カメラロボ1号

市内の高台、愛宕山にある県立科学館の周りの桜は5分咲きぐらいだった。
あまりにも暖かで眠気を誘われるほどの帰り道、山を下っていくと斜面にもちらほらと桜。
相棒が撮った動画に写っていたのは懐かしのHONDA N360。笑ってしまうくらい小さかった。


☆☆☆


桜山。.jpg
再び一週間働いて、今日。
少し風は強めだけれども、かなりの暖かさだ。
「松本でも桜が開花宣言だって。『例年より5日遅め』らしいね」
市内でもようやく桜が開き始めたらしい。
銀馬号のエンジン・オイルを交換して、昼を回ってからのんびりと散策へ。

去年も出掛けた弘法山を通ってみると、まだ南側の斜面の桜が開き始めたばかり。
山全体が柔らかな桜色に染まるのは、まだ数日先かな。


フェンダーに桜。.jpg
去年の花見の記事を見返してみると、4月14日には満開だった様子。
今年は確かに遅めなのだ。

松本城の北側の桜並木も、まだ5分程度。
せっかくなので、そのまま市街を北に抜けて豊科方面に出て
長閑な農道を選んで安曇野を横切り、北アルプスの麓をゆっくりを南へ下って行く。



やどりぎ。.jpg
ふと通り過ぎた大木に、ふわふわと緑のかたまり。
こういう当ての無い散歩には銀馬君はぴったりなのだ。静かだしね。


春到来。.jpg
梓川の北側まで来ると、川に沿って走る農道にはちらほらと白梅。その足元には水仙。
この時期の松本~塩尻エリアはいろいろな季節が少しずつ重なっているような感じがする。


甘味屋さんで相棒の最近のお気に入りの揚げ団子と桜餡の団子を買って
明るいうちに我が家へ。
来週の休みまで、桜がまだ残っていてくれますように。


オム。.jpg

忘れないようにメモ:CL400 57,800kmでオイル交換、RED LINE 10W-40と15W-50を混合。
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スペック軽視主義。 [HONDA CL400]

WinterMountainsScheme.jpg
雲無し。.jpg
乗れる間に乗っておこう。
会える時に会っておこう。
そう思って、職場を半日だけ空けさせてもらって出掛けてきた。
わざわざこんな不人気なバイクを好んで買った人たちの集まりなのだもの。

と、思い立って夜道を富士山方面へ。


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祝10周年。 [HONDA CL400]

Sunset scheme.jpg
たまにはね。.jpg
銀馬号=CL400の車検を受けに行くことにした。
気がつけば今回で5回目の車検。新車で買ってから丸10年だ。
人生の1/4未満、1/5以上を一緒に過ごしているということになる。ふうむ。

車検を機会に、いろいろと。


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