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今年もいい年にしましょう。 [景色]

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2013年賀状.jpg
いつものように東京に来ています。
長野には新年二日のうちに戻る予定。

皆さん、しっかり美味しいお節を楽しんでますか?
さて、新年の富士は綺麗な姿を見せてくれるでしょうか...

今年もどうぞよろしくお願い致します。
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景色は少しずつ変わっている。 [景色]

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2012黒豆.jpg
2011年の最後の日。
いつもの年のように相棒とRAV4に乗って東京へ。
母はそろそろ80に近いのだけれども、
相変わらず「これ食べて、あれも食べて、あ、こっちも食べなさいね!」と元気そう。

それにしても都内の暖かいこと!
「寒いでしょう、炬燵にしっかり足入れてね」
いえいえ、十分暖かいよ。

紅白歌合戦を見ながら相棒とお節の重箱詰めを手伝って、
「ゆく年くる年」に切り替わって静かになった頃に
長野から持って行った蕎麦を茹でてもらい、静かな年越し。
いつもと同じ、変わらないっていうのもいいものだ。


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元旦。薄曇りだけれども明るい朝だった。
昼前に兄の家族がやって来て、見栄えのする鮨なども摘まみながら
お互いの近況などを話し、いつもの近くの神社へ。
今年のお御籤は「凶」。うーむ。
相棒と見比べて「焦らず待てば吉」とあるのを確認して気にしないことにした。
「凶が出た時は、効き手じゃ無い方の手で結べば良いそうでございますよ」
母にそう言われて、少し苦労しながら左手で神社の木に結んできた。


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兄の家族が引き上げて静かになった実家で蜜柑を剥きながらのんびりと話をして
こんなものを置いてきた。
写真付きのe-mailを受信して表示してくれるPhotovisionという名前のフォトフレーム。

この機器そのものに携帯電話のUSIMカードが備わっていて、
設定したメールアドレス宛に携帯電話やPCから写真付きのメールを送ると
写真と一緒に勝手に表示してくれてスライドショー状態で1日中放置しておける。
キャンペーンで本体は無料だった。
本文に短く近況など書いておくと写真と一緒に表示してくれるので
ちょっとした出来事や風景を撮って送れば、電話とはまた別の意味で楽しんでもらえるかな、と。


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夜には、これまたいつもの湘南の宿に移動して、のんびりと中華料理。
半年くらい前から「まず小龍包でしょ、焼きそばは何にしようかな...」なんて言っていたくらい
相棒は正月にここで食べるのを楽しみにしていたのだ(笑

やや限度を超えた満腹状態で、ぐっすり。


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開けて正月二日。
去年から、もう沿道で応援するのは諦めて、雰囲気だけ味わうことにした。
箱根に向かう国道1号には至る所で応援の準備が始まっている。
ちょっと真剣な顔つきの集団は、きっと参加している大学の関係者なのだろう。
この緊張感が好きなのだ。

小田原で干物を買い込んで、今年は箱根を回らずに足柄峠から御殿場へ。


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宿を出る時から富士はずっと雲を被っている。これだけ目の前なのにね...
4駆+スタッドレス装着なのを良いことに富士スカイラインを通って西に抜けてみることにした。


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正月の新五合目辺りは混んでいるかも...と思いきや、すれ違うクルマは数えるほど。
標高が上がるにつれて吹雪いてきて、オートバイで何度か休憩した駐車場辺りはこんな状態。
先を進んでいたワンボックスのファミリーカーがハザードを点けて停まっていたりして、
しばらく進むと前後には誰も走っていなかった。


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富士宮に向かって下り始めてしばらくすると、左手に駿河湾が見えてきた。
空気は澄んでいて、なんとも気持ちが良い。


2012スカイラインから駿河湾.JPG
同じ場所で相棒が撮った写真。望遠10倍だとまた違った風景が見えてくる。


2012焼きそば。.jpg
ちょうど昼を回った所。
地元の人が立ち寄るような地味な印象の食堂で富士宮焼きそばを。
メニューには、ただ「焼きそば」と書いてあるだけだけれども、いつものあの味だ。

そのままごく普通のスーパーマーケットに立ち寄って、
膨大な量の焼きそばの麺とソースを買い込んで、特大保冷バッグに。
通販でも買えるけど、現地でまとめて買って冷凍しておくと圧倒的に安く済む。
静岡県外在住者対象富士宮焼きそば年間消費量コンテストでは
我が家はかなり上位に食い込むはずなのだ。


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雲を被ったままの富士を右手に見ながら朝霧高原まで北上すると、ようやく雲が流れ始めた。
ちょっとした脇道に入り込んで、クルマから降りてみる。
風が吹きつける強い音がして、富士は間近にそびえている。
ああ新年なんだな、戻ってきたなあ、と思う。


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我々とは逆に南へ下るクルマがかなり多い。
精進湖のほとりでまたクルマを降りて、ちらりと頭を見せてくれた富士を眺めてみる。
ここも毎年立ち寄る場所。

峠を越えて甲府市内へ入って、もう1泊。


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正月三日。
南側をぐるりと山に囲まれているせいか、7時になってもまだ陽は上ってこない。
右端の方に富士の頭が見えている。

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2012小淵沢.jpg
時間はたっぷりあるので、小淵沢のアウトレット・モールに立ち寄ってみた。
10時の開店時間の数分前に到着すると、次々とクルマが入ってくる。
都内、千葉、神奈川、みんなよく来るなぁ...って我々も来てるんだけど。
圧倒的にワンボックス・バンが多い中で、RAV4は随分小さく見える。

アウトドア関係の店を何軒か見て、サンプル品のつばの広い帽子を格安で見つけた。


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大好きな鉢巻道路を進むと、去年よりも雪が少ない。
靴が埋まるくらい一面の雪原だった実践農業大学の広場も、半分以上は枯れ草色。
凧を揚げている親子がいた。

去年、三色に塗られたバスが打ち捨てられていた白樺林の辺りまで来てみると
バスが無くなっていた。


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白樺林の奥に深い森が広がって、その向こうに八ヶ岳の鋭い輪郭が見えるこの風景が好きだ。
人工的なものがほとんどない中に、打ち捨てられたバスがポツンとあるのが印象的だったのに
バスは綺麗に消えて、代わりに真新しい表情の別荘風の家が並び始めていた。
秋に仲間と走りに来た時にはまだあったのにね。

変わらないと思って勝手に安心していた景色も、いつの間にかこんな風に変わっていく。
来年は林の周りがすっかり住宅地になっていたりして。
残念な気もするけど、仕方が無いんだろう。

相棒の実家でまた旨い鮨をいただいて、新年の挨拶。
それなりに緊張して運転していたのか、炬燵の暖かさについうとうとと夢の中へ...
気が付くとすっかり陽射しも落ちていて、我が家に向かう頃にはすっかり曇り空に。


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四日。
仕事始めを翌日に控えて、何もしないで過ごすぞ!
なんて思ってはみたものの、もったいないような気がして免許証の更新に出掛けた。
人生初のゴールド免許が妙に嬉しい。
次回更新は平成29年...そんな年が本当に来るんだろうか、なんだか上手く想像できないけど。

新しい免許を受け取って外へ出ると、すっかり吹雪いていた。
こんな中でも遠くからの知らせを届けてくれる郵便屋さん、どうもありがとう。
夕食を摂りながらカーテンを少し開けてみると、しっかりと雪が積もり始めていて
母はやはり東京に居た方が暮らしやすいのだろうな、とふと思った。

こんな風に静かに平和に2012年も始まったのであります。

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2012年、良い年にしましょう。 [景色]

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年賀状2012.jpg

新年、おめでとうございます。

今年も正月は実家に出掛けています。
久々に太平洋と富士山をしっかり眺めて、美味しいものにも出会えますように。
そうそう、ちゃんとした伊達巻もね。



RAV4で行ってきます。.jpg
年末の松本ー塩尻エリアは空気も澄んで素敵な眺めでした。


八ヶ岳。.jpg
新しい住まいの場所から、峠の向こうに八ヶ岳の頂が見えることに気が付いて、少し感激。
正月休みの三が日、新鮮な風景を探してちょっと散歩してきます。

いい年になるかどうかは自分次第。それを忘れないように生きていこう。
今年もどうぞよろしく。

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いろんなことがあったけど。 [景色]

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来週から2012年になるのだそうだ。

なんて、まだちょっと他人事のように考えてしまうくらいに実感が無い。
いつものことだけれどもね。
年が変わるといっても、その瞬間に「がたーん!」と何かが変わってしまうわけではないし。



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それよりも、もっと小さな、それこそあとで振り返ってみると初めて気がつくような変化が
毎日のように積み重なって、人生は流れていくのだ。

来年は雪が少ないといいな...
なんて思いつつ、冗談のような大雪に出会ってみたい気もして。


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今まで借りていた家の賃料を払い続ける代わりに
自分たちの小さな家を持てるんじゃないだろうかと考え始めたのが、今年の春。
いろいろな人達とも出会って、ようやく地鎮祭までたどり着いた。

我々二人で暮らしていける最小限の居住空間に、オートバイ3台分のガレージ。
バランスが悪い?(笑

でも、それが我々の今の暮らし方なんだもの。それでいいのだ。


今日は100点!.JPG
越してきてもうすぐ3年が経とうとしているけれども、
今年もやりたいことを一所懸命にやってきた気がするので、100点!

年が変わっても、我々なりのペースで気持ち良く生きていけるといいな。
さ、また頑張ろうっと。


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定点観測。 [景色]

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最初に家の前の田んぼにバイクを停めて撮ったのは、たぶん一昨年の秋の上の写真。
2009年10月15日、2年前のちょうど今頃だ。
以来、出掛けて帰ってきた時に忘れていなければ撮るようになった。
結構貯まってきたそんな写真を定点観測的に並べてみると、季節が巡る様子がよくわかる。

我が家の前の道はほぼ南北に走っていて、写真の正面は西の方角。
稜線が低くなるアルプスの切れ目のような辺りを、上高地・高山に抜ける国道158号線が通っている。


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2010年3月11日。クルマを買い替えた直後だった。


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2010年8月18日。麻績までさっと走ってきた帰り。陽射しが強かったっけ。


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2010年9月29日。稲刈り直後。


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2010年10月6日。時々はバイクも乗り換えて。


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2010年10月11日。


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2010年11月21日。だんだん跨るのにも重装備になってくる。


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2011年1月26日。雪が解けて、スクーター。


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2011年6月8日。5月の連休の頃には田んぼに水がはられて素敵な眺めに。
田植えから稲刈りまではだいたい130-140日ということになる。


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2011年9月14日。刈り取り間近。


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2011年9月28日。ほとんどの田んぼはもう刈り取りが終わってしまって、我が家の前だけ残っていた。
台風になぎ倒されて、少しかわいそうな姿に。
それでも、コンバインが来ると何の問題もないという風に刈って行ってしまう。

山際の小さな田んぼでは、たまに鎌を振って稲を刈っているおばあさんもいたりする。
一年の半分はほとんど静かに休んでいるように見える田んぼ。
何年かごとに麦や他の作物を植えたりするようなので、
その時には我が家の前がどう変わるのか、かなり楽しみなのだ。

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別冊コミック「コールドランドスケープ!」を偲んで。 [景色]

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待てっYASH!.jpg
惜しまれつつ廃刊となってしまったが、見直してみると懐かしいカットがたくさん。
古いOHVのマシンでヤマハTDMを追って疾走...設定がなかなかいいのだ。


でっかいどお。.JPG
北海道のカットを見ると、自分ももう一度出掛けよう、必ず行くぞ、と思う。



早朝の手洗い。.jpg
著者の友人にはCD125とかテネレ660とかスズキのGS1200とかホンダのパン・ヨーロピアンとか
一般的にはマイナーな車種の愛好者も多いらしくて、
鄙びた温泉宿に集まって楽しんだりもしているらしい。



焼きそば♪.jpg
好物は甘栗と炙ったトウモロコシ、炒ったギンナン、落花生、
それと富士宮焼きそばらしい。家でもよく食べているという。
噛み応えのある食べ物が好き、というのはワタクシもそうなのでよくわかる。


秋だなぁ。.jpg

夏の夕涼み。 (2).jpg
著者は少し前に長野に移住して、静かに暮らしているという。
平和な風景につつまれて、ややシニカルで癖のある作風も変わってきたような気がする。



夏の夕涼み-4。.jpg
妙に大人になったつもりだったりしてね。
でも、そんな風に達観するのにはまだ早いはず。


砂布巾。.jpg
目標は高く...なんて思ったりして。人生の師はいろんなところに居る。

ヰスキーと漬物は結構合うなぁと思う今日この頃。



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梅雨だけど。 [景色]

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こんにちは!.jpg
床屋までの道を歩いていたら、目が合った瞬間に大きな声で「こんにちは!」って。
君のおかげでおじさんは一日いい気分だったんだよ。

ありがとう。




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普通電車で散歩、の巻。 [景色]

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たまには電車で。.jpg
一週間働いて、午後から雨の予報の休日。
去年の春に乗り換えた1997年式のRAV4は、故障も無く丈夫で快適なクルマなのだけれども
気がついたらウィンドウ・ウォッシャー液が出なくなっていた。
おまけに、まだスタッドレス・タイアも履いたまま。
トヨタの販売店から6ヶ月点検の通知が来たのをきっかけに預けることにした。

我が家のRAV4にはトヨタの純正オイルを入れている。鉱物油で5W-30のもの。
去年買い換えた時に20リットル分をまとめて購入しておいたものが、まだ3回分残っていた。
ちなみに20リットルで9,450円。随分と安い。
決して高性能のオイルではなさそうなので、5000km以内で交換してきた。
今回は前回から4200kmほど走ったところ。交換量は4リットル弱。

タイアの入替とオイル交換、ウィンドウ・ウォッシャーの修理までで2時間程度で終わるという。
普段だったら近くのショッピングセンター辺りで時間を潰してしまうところだけれども
ふと思い立って目の前の駅からローカル線に乗ってみることにした。
時刻表を見ると、中津川行きの電車がすぐにやってくる。


ワンマン電車。.jpg
塩尻から中津川方面=南西へ電車が進路を向けると、すぐに左右から山並みが迫ってきて木曽路へ。
「お降りの方は一番前のドアまでお進みください」というアナウンスにしたがって、
贄川(にえかわ)駅で降りてみる。
運転席の後ろにバスのような料金箱が付いている。
ワンマンバスならぬ「ワンマン電車」と書かれていたのは、こういうわけだった。


中津川方面。.jpg
線路は単線。線路の西側に中仙道=国道19号、東側には奈良井川。


駅も宿場町風。.jpg
木曽路の宿場町というと奈良井宿や妻籠、馬篭あたりを思い浮かべてしまうけれども
一番塩尻に近い最初の宿場が贄川宿。どうして「贄」なんていうのかと思ったら
以前は温泉が出ていて「熱川」と書いて「にえかわ」と読んだらしい。
今はその温泉も枯れてしまったとか。
50分くらい後に、ちょうど松本行きの普通電車が来る。ほんのひと時の散歩。


トラとシマウマ。.jpg

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駅から宿場町へ歩いてみる。
「○○さん、万歩計着けた?」
女性のハイカーらしき4人組の方が、さっさと我々の先を行く。
奈良井宿のようにきちんと保存された町並みが残っているわけではなく、
かろうじてかつて宿場町だった雰囲気があるような気がしないでもない...といった町並み。
それでも、漆器販売店が数点あって、この地域らしい。

日本的豪華さ。.jpg

すずらん。.jpg
週末に「大漆器市」があるらしく、店はすべて戸を閉ざしていた。
たまにぽつんと手入れの行き届いた豪邸が立っていたりする。
玄関前にすずらんやおだまきが咲いていたり。

ぽつぽつと、雨が落ちてきた。
右手に握っているのは、Kodak製のおもちゃのような防水・防塵カメラ。
シャッターを押してから、一泊あって「カシャッ」と記録。一昔前のカメラのようなリズム。
散歩の記録には十分だ。


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宿場町の端まであるいてから、のんびりと来た道を引き返す。
帰りの電車は、いかにも中央本線らしいペンキの色。

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たまに電車に乗ると、世の中にはいろいろな種類の人生があるんだなぁ...と思う。

こういうシートの生地が好きだ。いかにも旅行をしているという気分になる。
それにしても見事な青の発色。さすがコダック、と妙なところで感心する。

※ちなみに「コダック・ブルー」と呼ばれるのは、独特の深みのある空の発色のことです。

☆☆☆

出発点の駅に戻ると、ちょうどクルマの点検が完了したところだった。ぴったり2時間。
洗車までしてもらって、お代は5,000円。
つい普段の自分の仕事と比べてしまい、こんなに安くていいんだろうかと心配になってしまうほど。


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家に帰る前に立ち寄ったホームセンターの駐車場で、相棒が少し遅れてクルマに戻ってきた。
「見つけちゃった。何かいいことあるかも、ね」

たまに視点を変えてみると、世の中にはまだまだ楽しいことがたくさんあるような気がする。

タグ:贄川宿 RAV4
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楽観的に生きると世界は広くなる(こともある)。 [景色]

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どちらかといえばワタクシよりはずっと現実的で慎重な判断をすると思っていた相棒が
ここ数日はネットで気になったことがあれば調べて、
「被災地域の農家の人に責任は無いんだし、極端な量を食べたりしない限り
 健康に問題も無いらしいから、売ってるなら買って食べてあげたいなぁ...」
なんて健気なことを言う。
全くもって、異議なし!

というわけで、近所のスーパーマーケットに出掛けてみた。

最初に目に入ったのはイチゴ。「とちおとめ」と無印、どちらも茨城産で298円。
まず1パックを買い物籠へ。
その先の葉っぱもののコーナーにほうれん草の姿は無かった。
小松菜には「群馬産、その他国内産」の表示。98円。買い物籠へ2つめ。
近くに小粒の栃木産イチゴを発見。198円。お菓子用にと3つめ。
新潟産のぶなシメジを買ってから、茨城産の水菜を一つ。78円。4つめ。
奥へ進んで茨城産レタスを1つ。5つめ。
福島産のものは残念ながら見当たらなかった。

「水で洗えば10分の1に減るんだし、基準値自体も相当安全に配慮した数値なわけだから大丈夫だね」
家で毎晩話していたから、我が家に悲壮感は全く無い。

もともと食品に関する放射線の量に関する基準は無く、
今回の震災にともなって「1年間標準的な摂取量を取り続けた場合に注意すべき量」として
一定の値が設定されたということであって、その値にしても
「1年間摂取し続けても健康上の安全に留意するべき値の約100分の一」に留まると言われている。

その上で、「野菜類は水で洗えば10分の1に減る」といった基本的な話よりも
ずっと大きな声で「通常よりも160倍の高濃度の...」などといった表現でニュースが流されている。
何が「通常」なのか。
年に1回CTスキャンを受けるだけで桁違いの結果になってしまう話なのだけれども。

今日の夕方、実家の母に電話を掛けてみた。母の住んでいる町田市は金町浄水場の供給先だ。
電話を掛ける前にAmazonで飲料水を見てみると、軒並み売切れの表示。やっぱりね。

「停電します、って言うからもう寝ちゃおうかと思ってたんだけど、停電してないのね。
 お水?水道からたくさん飲むわけでもないし、もともと水を買って飲むこともしてないし。
 お子さんの家だと心配になっちゃうかもしれないけど、お母さんもうずいぶんいい歳だし。
 普通にしてようと思ってますけど。一人って、こういう時に気楽でいいのね。。」

情報に振り回されてはいない様子で、ちょっと安心。
何か必要なことがあったらいつでも電話して、と伝えた。

☆☆☆

人生なんて、終わってから誰かがたまたま振り返ってくれたとしても、ほんの瞬きのようなものだ。
必要以上に神経質になって「石橋は叩く以前に渡らないことにする」なんて言っていたら
世界はすこぶる狭くなってしまう。ただでさえ瞬きのような限定的なものなのに。

ワタクシは基本的に楽観主義で、
「いいことだけを考えよう。悪いことは起きた時にはじめて考えよう」
なんていう能天気さでこれまで生きてきた。
まだ起きていない出来事を心配するエネルギーを考えると、もったいないと思ってしまうからだ。

何かを思い立ったら、しばらく集中してよく考えて、まずは試してみるというつもりで
仕事も住所も点々とかわってきた。
いろいろあったけれども、「あの頃に戻りたい」なんていうことはないな。
今が一番楽しいもの。
細かなことで一生懸命心配するよりは、
楽観的だと馬鹿にされても、楽しくなる可能性を追い求めて生きた方がずっと楽しい。

我々、相棒とワタクシは当面ごく普通にこれまで通りの過ごし方をしていこうと思う。
いろんなことを試して、少しでも世界を広く感じて生きていたい。

こんもり。.jpg
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雪山に癒される新年。 [景色]

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天気予報では大荒れになると言われて、少し身構えて出掛けたわりには
今年も暖かかくて穏やかな年明けだった。

実家に顔を出して、相棒の家にも挨拶に立ち寄って。
何より雪を頂いた山並みの美しさに見とれていた正月だった。

というわけで、年越しドライブを楽しんでまいりました。


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