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しばらくお待ちください...その7。 [分類できません]

麦畑スキーム2。.jpg
春になった。.jpg

いつもよりも少し遅めに春がやってきて
ふと気が付くと、やるべきことがわんさかと山のよう。
ふう。

少し意識して呼吸を整えるようにして
何とか乗り切ろう。うん、そうしよう。

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細く、長く。 [暮しの手帖]

MtFujiScheme.jpg
初雪は11月。.JPG
この冬、最初のしっかりした雪は去年の11月下旬だった。
週間予報を見て、いつもの年よりも早めにスタッドレス・タイアを用意したものの
履き換えの予約をしたその日の朝には、もうこんなに積もっていた。


0109の雪。.JPG
穏やかな正月が終わると、またしっかりと降って...


もう4月だけど。.JPG
4月だというのに先週土曜の朝もこんな様子。

とはいえ、今日はすっかりは気温も上がって、出掛けた先で上着を脱いだほど。
クルマの外気温計の表示は20℃を越えていた。

毎日、気温の上がり下がりもこんな風に激しいので
日々のちょっとした天気の変化に一喜一憂しないことにした。
ひと月位の大きな単位で季節の変化を感じている方が、気分が安らいで良い。


鏡餅風。.JPG
去年の冬にやってきたペコちゃん=ルーテシアは、その後も至って健康で
毎月1,000kmほど走り続けて、現在のオドメーターは19,000km手前というところ。
エアコンの効きが悪くなった以外にはこれという不具合も無く、
常に路面にしっかり張り付いているかのような粘りのある脚回りと
身体の何処も痛くならない素晴らしい出来のシートのおかげで
移動するための道具としてはこの上なく快適。
元々ペコペコな外観のおかげで「汚れたままでイカンな...」という
後ろめたさと無縁なのが、また気分が楽でいいのだ。


2月に乗れた♪.JPG
そんな合間を縫って、暖かな日を選んでタイアが2つの乗り物も動かしてみた。
2月には一度だけ仔犬号に乗り、


八ヶ岳と。.JPG
3月に入ってからはR nineTも。

荷物を積まない前提のこのマシンでは、気温に合わせてウェアの調節をすることもしたくないので
日中の本当に心地の良い時間帯にピンポイントでほんの1時間くらい乗っただけ。
それでも、この時期ならではの澄んだ空気は堪能できた。
そんな短い時間に跨るだけでも、濃密なライディングの楽しさを味わえるのは
このマシンの一番気に入っているところ。


操作性重視。.JPG
そんな短時間の愉しさのために、操作感の判りやすそうな靴を手に入れた。
AXOの "Asphalt" という、本革と合皮を組合わせたライディング・シューズ。


Axo-Asphalt(small).jpg
10年近く履いていたGoldwin製の同じような目的の靴の表皮が裂けてきてしまったので
同じようにコンパクトでフィット感がよく、ソールが滑らかで薄めのものを探して
海外から取り寄せてみた。
爪先からくるぶしまでの部分は薄手だけれども適度な剛性感があり
くるぶしから足首を包む部分は見た目以上に柔らかなクッション性があって
あっさりとした見た目よりもずっと快適なのは嬉しい誤算だった。
靴の感触が良いと、シフトやブレーキの操作もずっと楽しくなる。

☆☆☆


世界が明るくなった。.jpg
この冬の景色がこれまでと違って感じられるのは、十数年ぶりに眼鏡を新調したことが大きい。
30代の頃に思い切って作った"Air Titanium"は、ネジを使っていない独特な構造の面白さと
何より軽いことが気に入っていたのだけれども、
とうとう樹脂製レンズ表面のコーティングの劣化が酷くなってきて
世界がすっかり曇ったようになってしまっていた。

選んだのは、川崎和男氏デザインのもの。
インダストリアル・デザインの世界に関わることの多かった20代の頃に
雑誌の記事などでも共感することの多かったこの人の作品を
今頃になって初めて自分で使うことになって、ちょっと新鮮な気分。
川崎氏独自の考案によるヒンジの構造が面白く、実際の掛け心地もなかなかよい。


休日のお仕事。.JPG
雪が降って、融雪剤が撒かれて...という繰り返しで、
出掛けるのを控えたくなるせいばかりではないけれども
家で過ごす時間が今まで以上に気分の安らぐものに感じられるようになってきた。

とある休みの日、洗面台の下に小さな掃除用具を下げるフックを付けて欲しいと
妻に頼まれて、電動工具を取り出して一仕事。
自分達にできることは自分たちでやって、ほんの少しずつでも暮らしやすくなっていくというのは
なかなか楽しい時間の過ごし方だ。


春になると聴きたくなる。.jpg
炬燵に入って少しだけ夜更かしの時間、
この時期になるとどういうわけか静かに音楽を聴きたくなる。
毎年春先に「ヘッドフォン買いたい病」をむくむくと発症して
今年手に入れたのはこんなちょっと昔風のSONY製品。MDR-V55という海外向けのものだ。

Hi-Fiというよりは、元気で少し粗野な雰囲気もあるヘッドフォンで
'70年代辺りの思い切りアナログな感じの音楽をなかなか気持ち良く鳴らしてくれる。
解像力のあるヘッドフォンだと妙にスカスカで眠たくなるような曲が
記憶の中のイメージ以上に躍動感を持って響くのはとても愉しい。
オリジナルの白いイアー・パッドは少々お洒落過ぎて気がひけたので
より厚みがあり柔らかい黒のパッドを探して交換してみると
押し付けがましい重低音が若干減って、見た目も少し上品になった。

☆☆☆

こんな風に、小さな幸せを積み重ねて
それらをたまに掌の上で返す返す眺めて過ごすのが今年の目標であります(笑


★忘れないようにメモ:ルノー・ルーテシア エンジンオイル交換、Unil Opal Opaljet 24S 5W-40 18,600km
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始まりはまたしても富士。 [景色]

MtFujiScheme.jpg
1231夜明け前。.JPG
12月28日で仕事も無事に一区切り、本当に何もしない休みを挟んで30日に東に向かって家を出た。
これまで年末年始は伊豆経由やいろいろなルートを通ってみたけれども
今回は移動の時間を少なめにして、泊ったことのない富士山近くの宿で
のんびりと富士を眺めて過ごすことに。

クルマで移動するので、宿周辺で買い物などできなくてもなんとかなる。
できれば静かな場所がいいなぁ...と、地図の上では本当に周りに何もなさそうな
富士ヶ嶺にある「富士クラシックホテル」を選んでみた。
甲府盆地で夕食を済ませて、到着したのはすっかり日が暮れてから。


1230オリオン.JPG
以前は第一ホテルという名前だったらしいこの宿、適度に古びた感じと
効率最優先ではないのんびりと落ち着いた雰囲気があって、とても気に入った。

部屋を少し暗くして南に向いているらしい窓から外を見上げてみると
満天の星空が広がっていた。オリオン座がくっきり。


1231富士からご来光.JPG
あけて大晦日、辺りがうっすらと明るくなった頃に
富士の南寄りの斜面から朝日が。


1231クラシックな朝食。.JPG
朝食を摂りにレストランに行くと、人はそれなりに大勢いるのに不思議と静かな景色。
テーブルはしっかり埋まっているのだけれども、騒がしくないのだ。
子供連れの家族も多少見かけたけれども、意味なくドタドタと走りまわる子供もいない。
どのテーブルも静かに食事と景色を愉しんでいる様子で
我々もほっとしてゆっくりと過ごした。

そうそう、ホテルというのはこういうものだった、と
少し新鮮な嬉しさだった。


1231クラシックな朝食、その2。.JPG
いわゆるバイキング形式だったけれども、それぞれの食材自体もとても美味しかった。
上の写真の丸いパンに添えられているのは、「自家製のみかんジャム」というもの。
マーマレードではなく、温州ミカンを柔らかく煮てピューレにしたような自然な甘さ。
ハムも美味しかったなぁ。

ということで、機会があればまたこの宿に泊ろうと思っている。

0131山頂。.JPG
急ぐ理由は何もないので、目前にそびえる富士をしばらく眺めてから、出発。
この日も雲がほとんどない濃い青空。


1231本栖湖にて。.JPG
宿を出てしばらく、鳴沢村でいつもの国道139号線に合流するまでは
青木ヶ原の深い森の中を走る。
途中、西に向かって本栖湖を見渡す展望台からはその先の南アルプスもくっきりと。


1231河口湖.JPG

1231山中湖にて。.JPG
河口湖辺りではちょうど陽を背にして逆光の富士、
山中湖畔まで回ってくると南からの陽を受けた姿を裾野まで眺めることができた。

十分満足して、久々の「道志みち」で多摩方面に向かい
寄り道を楽しみながら夕方には実家へ。


☆☆☆


0101お雑煮。.JPG

0101お土産。.JPG
10年前の我々と、その時に英国で買ってきたお土産。


0101八幡様。.JPG
母は元気そうで、一安心。
我が家のTVを少し大きなものに買い換えたので
これまで使っていたものをクルマに積んできて配線を繋ぎ直し、
紅白歌合戦~ゆく年くる年はこれまでよりもかなり大きな画面で。

「今年はおせちも宅配の素材を詰めるだけにして、あんまり無理しないことにしたんですのよ...」
と笑っている。
「黒豆だけはしっかり煮たんだけど...美味しく出来てるかしら」
うん、いつもの味。美味しいです。
妻がちゃんと持参した空のタッパーウェアにお土産代りに詰めさせてもらって
しっかり持ちかえることにした。

兄夫婦と一緒に近くの神社まで歩いてお参りもして、まだ陽が残っているうちに出発。
逆方向は延々と渋滞している中央道を西に向かって、勝沼近くで一泊することにする。


0102韮崎から.JPG
正月二日、この日も晴天。
甲府市街を抜けて、韮崎辺りで振り返ると、市街地の先に富士。

0102まきば公園から.JPG
そのまま長坂~大泉と抜けて北に向かい、八ヶ岳山麓の「まきば公園」に今年も立ち寄ってみた。
雪は例年よりもずっと少なめで、路面にはほとんど残っていない。
途中の放牧地で羊の群れを眺めて、妻の実家にも顔を出し、
新年のご挨拶をして夕方に無事帰宅。

☆☆☆

実は今回、出掛ける直前にクルマに着けているポータブル・ナビを替えてみた。
3年前に手に入れたPanasonic製の「旅ナビ」という商品は
徒歩の旅行でもガイドブックとして使えるなんていう不思議な機能が盛り込まれていて
おもしろいものではあるのだけれども、さすがに地図データが2010年版のままなので
関東に仕事で出掛ける時などに新しい道が出てこないのがかなり不便になってきたのだ。

地図データの更新サービス自体はまだ提供されているけれども、1万円以上する。
信州で使っている分にはさほど不自由はしないので、
この機会に「旅ナビ」は妻の軽自動車に移設して、自分用に別のものを選ぶことに。


Navi入替2.jpg
必ずしも最新版でなければ駄目というわけではないのは、古い機種を使ってみてよくわかったので
今回は予算1万円以内で手に入る中古のGarmin製を選んでみた。
”2580Z Plus”という2012年頃の商品で、地図データは2014年版のものになっていた。

Garmin製にしたのは、ナビゲーション機器の考え方自体が
日本製のものとはどこか微妙に違うように思えて、
拡張性なども含めていろいろと興味が湧いてきたのが、まず一つ。
仕事で同社のオートバイ用のものを扱うことが多いので
独特のメニュー構成などを知っておきたかったということもある。

今回の旅行を通じて色々な場面でわかったことは
まずGPSの信号補足が速く、車両の向う方角・位置の変化にかなり俊敏に反応すること。
一方で、地図自体の表現はかなりあっさりとしていて、
市街地を走っていても周囲の商業施設などは基本的に表示されないので
常に白地図の上を移動しているような表示になる。
但し、そのシンプルな表現でも、脇を並行しているのが川なのか細い道なのか鉄道なのか、
といった必要な情報は判りやすく表示してくれるので、判断に迷うことが少なくなった。
その点では、日本製のナビは表示される情報が多過ぎるような気もする。


Navi入替.jpg
装着方法は、これまで使っていたホルダーを少し加工して
Garmin純正のクレードルを取り付けられるようにした。
電源は助手席前のグローブ・ボックスに設置してあるUSB充電器から。
1年ぶりにダッシュボード全体を分解して新しい電源ケーブルを通し直した。

2週間ほど使ってみて、「Garminの考えるナビのあるべき姿」的なものはかなり理解できた。
個人的には、やたらと案内音声の多い日本製ナビよりはこちらの方が好み。
ただ、しつこいながらも柔らかなトーンで案内してくれたPanasonic製と比べると
何かの警報を伝えるかのようなクールすぎる女性の声のトーンだけが気になる(笑



今年もどうぞよろしく!.JPG
こんな風に始まった2017年も、もう11日。
年々速さが増すような時間の進み方を、少しでもゆっくりとできるように。
一休さんではないけど、「慌てない」が今年のテーマです。


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2017年、穏やかで平和な楽しい年になりますように。 [ミニチュアと私]

New Year's Fuji Scheme.jpg
2017年賀状small.jpg

新年おめでとうございます。

今年の妻の作品のモチーフは、あの『カリメロ』だそうだけど...(笑

「花笠音頭ではございません!」※by まるこ


富士からご来光。.JPG

皆さまも、どうぞ穏やかな新年をお迎えくださいませ。
本年もどうぞよろしくお願い致します。


走り続けて自分と出会う。 [BMW R100R Mystic]

Forest_scheme.jpg
1018へぎそば、.JPG
毎年この時期になると連れ出してもらう10年来のオートバイ仲間と一緒に
今年も秋の「慰安旅行」に出掛けてきた。
ここ数年、年間走行距離が短くなる一方のワタクシに気遣ってくれてのことか、
今回は2泊で距離もたっぷり。走り甲斐のある旅になりそうだ。

いつものように関東と中部からワタクシの住処の信州に仲間たちが集まってきてくれて
しかも集合場所にも先に来て待っていてくれるという...
持つべきものは信頼できる友人、ということを今更ながら思いつつ出発。

上信越道を中野まで進み、以前に何度か通った国道117号線で十日町から小千谷に抜けて
ラスカルさんがいつものように下調べしておいてくれた店で
この土地ならではの「へぎそば」をいただく。

1018からし、.JPG
昼下がり、丁度テレビでも紹介された直後だったらしく繁盛している店で
3人前の桶と旬の茸の天麩羅を。
薬味に和からしが添えられているのが独特で、
試してみると、なんというか乾いた辛さ。
意外にへぎそばのつるりとした味わいに合うものだな、と思った。

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長雨続きだった天気もこの週は一転して晴天の予報。
雨具を珍しく積んで来てはみたものの、それはあくまでお守り的な心の準備で...
などと甘いことを考えていたら、奥只見に突入するあたりで何度かしっかりとした雨に弄ばれた。

諦めてしっかりと雨具を着る二人を横目で見ながら、
「これは通り雨なのだ、予報では雨ではないはずなのだ」と呪文のように唱えながら走っていると
そのうちに身体に当る雨は止み、しっとりと濡れた路面を慎重にやり過ごしながら夜の山道へ。

南会津の標識を目にしてからが結構な距離で、
一体この山道はいつまで続くのだろう...と思いを巡らせているうちに
初日の目的地、羽鳥湖高原「レジーナの森」に到着。


1018焼きそば担当、.JPG
コテージの裏手の庭にはタープが張られて、その下では炭火が起こしてあり
あとは用意された食材を焼いて食べるだけ、という素晴らしい設定。

普段は料理長にお任せのワタクシも、たまには...ということで
肉を焼いたり焼きそばを炒めたりして。

1018木の実と私。.JPG
しっかり満腹になった後は、暗くてほとんど見えない湖面が意外に近そうだなぁ...
などと考えながら、木の実を齧って過ごす。

小振りなステンレスのボトルは、"klean kanteen"のキッズサイズのもの。
ウィスキーを入れて持ち歩くには素晴らしく適しているのだ。

しっかり走って、濃い目のアルコールを摂取した後は
いつものように鈍器で殴られたかのような急激な眠気が襲ってきて
気が付くと朝になっていた。

1019目覚めて最初の風景。.JPG
誰よりも早くベッドから抜け出すと、なんとも素敵な景色。


1019朝の風景、.JPG

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しばらくするとYASHさんも起きだしてきて
きりりとした早朝の空気を静かに味わって。


1019秋色。.JPG


1019さて、行きますか。.JPG
昨晩入り逃した温泉にしっかり浸かり、品揃え豊富なバイキング形式の朝食を食べて、荷物をまとめて。
さて、行きますか。


1019金谷さん、.JPG
南会津から鬼怒川温泉を抜け、日光に向かって南下して
混雑する日光市内は有料道路でやり過ごして、中禅寺湖畔へ。

ラスカルさんと知り合って最初に一緒に出掛けたのが日光で、
その時にはCL400で来て、ここ「中禅寺金谷ホテル・ユーコン」でカレーを食べたのだった。

追記:カレーを食べた割にはどんなカレーだっか記憶がないなぁ...なんて思っていたら
ラスカルさんの11年前の記事を読み返してみたら食べたのは茸のペンネだったことを発見(笑)
そう言われてようやくその時の味を想い出した。

1019カレー!.JPG
今回はチキン・カレー、YASHさんからビーフ・カレーも一口貰って味比べ。
柔らかい甘口のカレーで、ほっとする味わい。


1020硫黄の香り。.JPG
気持ちの良い昼食の後は、予定よりも時間が過ぎていることを気にしながら
沼田を抜けて吾妻線沿いに走っているうちにすっかり夜に。
霧も出て思い切り視界の悪い万座ハイウェイを
ラスカルさんのR1200RTに装備された増設LEDドライビング・ライトで照らして先導してもらって
少しぐったりした頃に万座温泉の宿に到着。ふう。

この日の宿「万座ホテル聚楽」は、ちょうど1年前に泊った宇奈月温泉の宿を想い出させるような
少し古風な「ああ温泉旅行に来たんだなぁ...」と感じさせてくれる宿だった。
こういうタイムマシンで時間を遡るような感じ、個人的には好きだ。


1020温泉卵。.JPG
夕食の後は再び鈍器で殴られた状態となり、翌朝は誰よりも早く起きて...を繰り返す。
5時半に起きたいな、と思って目が覚めたのが5時29分。
かなり体内時計の精度が上がっている。

硫黄の湯に使って不思議な文様の浮き出た温泉卵を味わって
いよいよ最終日。


1020かりんと屋さん。.JPG
草津「湯あがりかりんと」前にて 撮影:YASHさん

時間規制で昨夜は通れなかった万座~草津ルートの絶景と強風を愉しんでから
妻のリクエストのかりんとう屋さんに立ち寄らせてもらって、お買いもの。


1020再びの快晴。.JPG
この日も絵にかいたような快晴、気温も上がって軽い装備でも快適だった。
YASHさんの先導で嬬恋パノラマラインを通り、小諸~佐久と下って行く。


1020角度が.....jpg
ちょっと北海道を思わせるような開けた景色が続く中、
動画カメラを試してみようと取り出したのは良かったのだけれども
久しぶりに使おうとしたら、角度を合わせるのをすっかり忘れて、こんな映像に(笑

それでも風切り音対策の効果はしっかり確認できたので、良しとしよう。そうしよう。


1020秋の陽射し。.JPG
佐久で期待以上に美味しい蕎麦屋に飛び込んだ後は
この時期にしては暖かい12℃の表示の麦草峠を越え、
蓼科から茅野へ抜けて、まだ明るい午後の時間に諏訪南I.C.で解散。
みんな、またね。


1020帰宅。.JPG
燃料タンク容量の大きなRTには敵わないのは承知していたけれども
ずっとスリムに見えるYASHさんのTDM900よりも航続距離が短いということに
軽いショックを受けながら道中3回目の給油をして、夕方のうちに我が家に帰着。
ふう。

行程は900kmと少し、まずは無事で何より。
その晩から、あまり体験したことのない種類の全身筋肉痛に襲われたのは、内諸。


☆☆☆


1020雨さえ降らなければ、.JPG
この春に手に入れたTCX製の革ブーツ"X-Garage"は、商品説明通りの出来でとても軽く、
防水性と引き換えに通気性に優れていて、今回のような旅にはとても似合っていた。


依頼品。.JPG
かりんとうの他の妻の依頼品、「地元の人が普通に買っていそうな素朴なお味噌」と
「見たことがない種類の素朴なご飯のお伴」は、ほぼ完璧(笑)なものが手に入った。


1020既に思い出。.JPG
2016年10月の集合写真 撮影:YASHさん

強烈な全身筋肉痛も、ふた晩ほど湯船に浸かって身体を伸ばしているうちに
週末にはもう気にならないほどに回復。

自分にとって、仲間とオートバイで出掛ける旅は本当に貴重な時間だ。
単に移動しているというだけでなく、オートバイという乗り物を操りながら
意味のないことやとりとめのないことをいろいろと考える時間でもある。

今回は、夜になって漆黒の中から浮かび上がるカーブを繰り返し過ぎるうちに
「自分はいったい何をしているのだろう」とか
「もう少し傾けたらもっと楽に曲がれるはずなのに、なぜ思ったように体が動かないんだろう」
というようなことを何度となく考えていた。
自分にできること、自分の意志で自由に動かせると思っていたものが
歳を経るとともに少しずつ損なわれていくのだという事を
暗闇の中で車体を傾けながら感じるようになってきたのだ。

それでも、難しいことや辛いことは意外にすぐに忘れてしまう。
愉しかったことは、いろいろな場面で想い出すことができる。
そういう欠片のようなものが、また少し手元に溜まったような気がして
ほのかに充実感のある旅だったのでした。

めでたしめでたし。

★★★

今回の初日のルートは、以前に一人で奥只見に出掛けた時に走った道と重なっていたはずなのですが 10年前の記事を見返してみると本当に同じ道を走っていたことが分かって、なんだか不思議な気分でした。 ミッレミリアの集団に遭遇したのはレジーナの森への分岐の交差点だったんですね。


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