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初夏の清水寺へ。 [暮しの手帖]

麦畑スキーム2。.jpg
0605キッチンにて。.JPG
3年間忘れたふりをして眠らせておいた5年前のカメラを開封して楽しんでいる。
小振りな本体に不釣り合いな位大きめな撮像素子のおかげもあって
写真のトーンが滑らかで優しい感触がある。
我が家にあるカメラの中では、同じ富士フイルム製のE900に似ているのは当然ながら
写真全体の雰囲気には、好きだったNikonのP3を思い出させる感じもある。

28mm相当の広角寄りの設定のカメラが増えたせいもあって
久々に35mmの画角で世界を眺めてみるのも新鮮でいい。


0605元祖きびだんご。.JPG
家族旅行から無事に帰ってきた妻から旅の話をたっぷり聞いているうちに
卓上にいろいろなお土産が広がって、楽しい光景になった。

素朴な甘さのきび団子。
普通に真面目に作ってあるということなのか、日持ちはしない。
遠慮なく戴いてしまおう。


0605みにほおき。.JPG
とても触り心地の良い「みにほおき」。
ほおき、で合ってるんだろうか?(笑

0605このほおきは!.JPG
熱い思いが伝わってきそうな但し書き付き。



0605 5種類のポンジュース。.JPG
そして、昔ちょっと感動したこともある「濃縮還元ではないポンジュース」が5種類。
「愛媛はるみ」とか「愛媛きよみ」なんていうと、演歌歌手風...



0605夏の陽射し。.JPG
もうすぐお昼。
梅雨入りしたと言う割には、とても雨の滴が落ちてこなさそうな空を眺めて
スクーターでご近所のまだ入ったことのない蕎麦屋さんに向かってみることにする。

南隣りの家はほぼ完成して、近々には引越してみえるのだろう。
シルエットは似た感じの片流れの屋根のシンプルな箱型の家だけれども
ベージュのサイディングで仕上げてあって明るい印象。
真夏の陽射しを受け止めて、リビングの南向きの窓辺に日陰を作ってくれるようになった。

二人で仔犬号に跨り、幹線道路を避けて山沿いの畑や田んぼの間を縫って波田方面へ。


0605釣り堀風。.JPG
春先にしばらく育苗関係の仕事に出掛けていた妻が、仲良くなった方から教わったお店。
手打ちの十割蕎麦が売りものらしいけれども、店の裏手は釣り堀になっているようだ。


0605釣り掘り風。.jpg
うん、まさに釣り堀風。
遠くで大きな鷺がしっかり首筋を延ばした姿勢で獲物をじっと狙っている。
水面を渡って来る風が心地良い。


0605お漬物。.JPG
注文を訊きに来るのと同時にまずお漬物が出てくるのが、この辺の蕎麦屋に多いスタイル。
右は「人参菜」だそう。かなり個性的な香りがする。


0605天麩羅。.JPG
天麩羅を一皿。
こしあぶら、たらの芽、かぼちゃ、えのき...


0605十割蕎麦。.JPG
そして、色のしっかりとついた十割蕎麦。
切り方はかなり豪快。こういう素朴な蕎麦を出すお店がこの辺は多い。
これはこれでとても美味しかった。


0605雨の予感...2.JPG
家に戻って畳の上で横になって、昼寝。
陽が延びたので、午後のうちにもう一度出掛けようかな...と思って外を眺めると
何やら夕立が来そうな雰囲気の雲が所々に。
でも、まだ大丈夫そうだ。
銀馬号=CL400に乗り換えて、清水寺へ上ってみることにする。
この数日間雨は降っていなかったから、今なら薄暗い山道も乾いている筈なのだ。



0605清水の参道2。.JPG
西側の山裾の集落を抜け、細い山道を登り始めてほぼ10分ほどで到着。
10分で別世界、というのがいいのだ。


0605清水の参道。.JPG
見晴しの良い舞台には若いカップルがひと組。
少し時間をつぶしてからにしようと、森の中の参道を散歩。


0605あららぎ。.JPG
アララギというとイチイと一緒の木だそうだけれども
ここまで大きいと全く別物に見える。


0605清水にて。.JPG
若い二人はラリーカー風のクルマで走り去っていった。
東の方角には、まだ青空が広がっている。


0605再びの清水にて。.JPG
平日の日暮れ時、もうワタクシだけになってしまって駐車場も静かだ。

しばらく「清水の舞台」から自分達の住む村を見下ろして、
少しずつ家が増えているなぁ...などと考えているうちに
東側の山が少しずつ暗くなっていく。

いつものように、北側へ大きく回る道を選んで転がり落ちるように唐沢の集落まで降り
また田んぼや畑の間を静かに辿って我が家まで。


0605一面のお花畑。.JPG
もう我が家まで目と鼻の先というところで、ふとこんな花畑が広がっていた。
普通の民家の裏庭のような場所。こんな一角があるとは気がつかなかった。


0605一面のお花畑2。.JPG

0605花畑の前にて。.JPG
停めてあるオートバイのすぐ後ろが、そのお花畑。
朝日が差し込む時間にでも、また見てみたいな。


☆☆☆


0605二代目登場。.JPG
ほぼ同じような銀色のヘルメットが、二つ。

8年前に海外から通販で取り寄せたNolanのN42というヘルメット(写真右)はとても快適で
これまで被ったヘルメットの中では一番自分の頭の形に合っているように感じられた。
他にあまり似たものが無い「外側に付いた可動式のサン・シェード」がかなり便利なので
高速道路主体でない限りは今でも一番気軽に、気持ち良く被れるヘルメットだ。
それなりに丁寧に扱ってきたつもりだけれども、
さすがに8年ともなると内装がヘタってきた。

2年前に手に入れた後継機種のN43は、N42の美点はほぼそのまま継承されているし
チン・ガードが付いたおかげでより安全で、通気性も良くなっている。
自分のものはBluetooth無線機も取り付けてあるので
一応きちんとしたツーリング用として使い分けている。
内蔵式のサン・シェードは本来は進化したというべきなのだろうけれども
意外なことに使い勝手そのものは原始的なN42の外付け方式の方が便利だったりする。

そこで、普段使い用にもう一つヘルメットを用意することにして、ネットで探してみると
ドイツの店で旧型のN42の最終型、N42Eというモデルをまだ扱っているのを見つけた。
もう在庫限りということなのだろう、値段もかなり安い。

この日の午後の散歩に被っていったのが、到着したばかりの2代目N42E(写真左)。
色味も全く同じシルバーだけれども、細かな仕様は随分と変わっている。
そんなお話は、また次回にでも。


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コメント 17

RO

BSTV.M.R...2週もノッチだった
。・゚・(ノД`)・゚・。
by RO (2013-06-13 06:47) 

knacke

あぁぁぁ、内子のこのシュロの箒!
とっても悩んで、買わなかったんだけど・・・、いいなぁやっぱり!
迷ったときは、買うに限るね・・・。(≧m≦)
岡山のきびだんご、瓶いりジュース、十割蕎麦、
雲の切れ間から光、かわいいお花畑・・・、
ぜんぶ素敵だっ。
お蕎麦屋さんの背もたれつき椅子が、小学校の椅子みたいね♡

清水寺、ちゃーんと舞台もあるんですね。(´。`)
御朱印はあるのかなー。
気になります。(笑
by knacke (2013-06-13 08:53) 

HIRO

こんにちは。
みにほおきとか、濃縮してないポンジュースとか良いですね。
信州だと、「茶飲まず?(お茶でも飲みなさい)」って、野沢菜が出て来ますね(笑)

蕎麦も良いけど、お花畑(休耕田?)も
by HIRO (2013-06-13 10:23) 

YASH

お隣も入居間近ですか。
去年のあの時期に遊びに行けたのは、本当に良かったなぁなんて思います。
清水寺は門をくぐってみたんですか?
奥に続く石段の向こうはちょっと想像がつかなかったけど、
登り切ると意外に明るい境内が広がっている、とか?
新しいカメラを持って行きたくなりました。
by YASH (2013-06-13 21:53) 

ナツパパ

清水寺の舞台から、わたしも景色を堪能してみたいです。
爽快な気分になれるでしょう。
夏になったらセミの大合唱が聞けるのかな。
by ナツパパ (2013-06-13 21:58) 

POWERED

写真が明るくなりましたね(^-^)
ふとした花畑とか嬉しくなりますよね。
CLはそういう気付きが得られるバイクのような気がしてます。
by POWERED (2013-06-13 22:33) 

うえいぱうわ

あたらしく出来たものが、必ずしも使い易くなっている
とは限らないわけですね。でも外側についてるシェードは
成程かなり便利そうですね。
by うえいぱうわ (2013-06-14 22:41) 

harry

☆ROさん、でも五箇山に行ったんでしょう?
 以前に仲間と行きましたけど、ほんとにいい場所でしたよ。
 再放送を狙ってみます。

☆knackeさん、あ、やっぱり見てた?(笑
 そう、お買い物で迷った時は、とりあえず買っとく!
 なんて言いながら、自分もいつも迷って止めて、後でシクシク...(笑

 長野の山に清水の舞台、いいでしょ。
 小さいけどいつも静かだし、修学旅行の学生さんもいないし
 ひっそりと自分の暮らしを見つめ直すのにはいい場所であります。

☆HIROさん、こんばんは。
 そう、こちらだと何かにつけてまずは漬物、っていうのがいいんです。
 それにしても「ほおき」じゃなくて「ほうき」だと思うんですが...
 お花畑、たしかに休耕田なのかもしれないですね。ふむふむ。

by harry (2013-06-14 23:20) 

harry

☆YASHさん、ほんの一年で随分景色が変わっちゃいましたよ。
 あの時はほんとうに辺りも気にせず遊べて楽しかった(笑

 清水寺、参道の途中をうろついたんだけど、その先の石段の先までは
 まだ行ってないんです。遠くに提灯のような明かりが見えてきて
 ちょっとなんだか怖くなってきちゃって(笑
 きっと新しいカメラの薄暮での写り具合を確かめるのには
 実に良い舞台ですよ。今度行きましょう。

☆ナツパパさん、ここからの眺めは本当に松本の北の大町方面まで
 見通せて、なかなかの眺めです。北に向かって左右を山並みに
 囲まれた盆地全体が見渡せるのが実に楽しいんです。
 きっと7月には蝉の鳴き声がわんわんと響きわたっているかも。
 道がかなり急なので、冬はなかなか来られないのが残念です。
by harry (2013-06-14 23:26) 

harry

☆POWEREDさん、はい、久々にすっきりと明るい富士フィルム調に。
 Panasonicのちょっとトイカメラ風の芸風も好きなんですけど
 このカメラの描写はなかなか素直で好感が持てます。
 CLで散歩する時の、あの適度な「遅さ」がいいんですよね。
 バイクで移動しているんだけど、ちょっと自転車にでも乗っているような
 不思議に自由な感覚があって、この子の代わりはちょっと無いかも。

☆うえいぱうわさん、そうなんです。
 オートバイ自体もそうですけど、最新=最良とは全く限らないですね。
 最近、ほとんど同じ形のシェードがオプションで設定されている
 ホンダ製の新しいヘルメットを見掛けました。
 目に近過ぎない、というのが実際にはかなり使いやすいんですよ。
by harry (2013-06-14 23:33) 

Nori

愛媛ぽんかんは漫才師風とでも言いましょうか。
オレンジ色もいろいろとあるものですね。
夏色を探しに行くのもいいかも知れません。
by Nori (2013-06-15 22:57) 

harry

☆思えばこの「濃縮還元でないポンジュース」がNoriさんと
 お知り合いになったきっかけでしたね。何年前...
 夏色を探しに、でかいバイクでLet's Go !
by harry (2013-06-16 23:26) 

かわはら いちろう

話題が違う投稿ですみませんが、
だいぶ以前にポップコーンの木のことを書かれてましたが、
私の知り合いが、アメリカのWisconsin州のPloverでポップコーンの
木を見てきました。葉っぱを指でこするとポップコーンの匂いがすると
いうことです。日本で入手することができないかのかなと言ってますが、
harryさん、入手できるかご存知ですか?
by かわはら いちろう (2013-06-17 20:23) 

harry

☆かわはらさま、はじめまして。
 以前の記事に書いたのは、三重県松阪市にある公園内の
 観葉植物を納めた温室に植わっているもののお話でしたが
 この植物の和名(通称名)は「コヤシセンナ(肥やしセンナ)」といいます。
 ネットでは「園芸店で買った」という方のお話もありますので
 少し変わった熱帯系の植物を扱うお店などで
 訊ねられてみてはいかがでしょうか。
by harry (2013-06-17 21:32) 

かわはら いちろう

harryさん
さっそく回答いただきましてありがとうございます。
知り合いに教えることにします。
harryさんは、オートバイでツーリングしながら、写真を撮って
楽しんでおられるのですね。
きれいな写真を鑑賞させていただきます。

by かわはら いちろう (2013-06-18 10:04) 

e-g-g

こんにちは 久方ぶりです。

>10分で別世界、というのがいいのだ。
その別世界が都会では味わえない趣きに溢れていること、
私も、つまるところそれが欲しくて転居したようなものです。
ただ、山の静けさに憧れつつも、
海辺の街に住まうことになってしまいましたが。

by e-g-g (2013-06-24 20:06) 

harry

☆e-g-gさん、いらっしゃいませ。
 住居の集まる市街地の規模が小さくて、豊かな自然に寄り添っている
 という立地は、田舎ならではのものですね。自分も「公園」ではない
 ごく普通の自然に近付きたくてこちらに来たような気がします。
 海、懐かしいですね(微笑)。山も素敵ですけど、海というのは
 代わりになるものが無い絶景だと思います。
by harry (2013-06-26 11:57) 

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