つまむのではない、握るべし。 [カメラについて]
*SONYの英国のサイトから
夜景専用&広角24mm相当の画角の実験用に手に入れたSONYのWX1というカメラは
なかなかよく出来ているとは思うのだけれども、
残念なのはそのモノリスのような平坦なボディだ。
小さい上に完全に握るところが平坦なものだから、
普通に取り出すだけでも滑り落としそうになって冷や々々する。
ほんの薄い滑り止め的なものでも張っておいてくれたら良かったんだけど。
社外品で何か良さそうなものは無いかと思って探してみたけれども
なかなかそういうものは売ってないみたい。何か無いかな。
で、買った人はどうやって握るんだろうと思ってたまたま海外サイトの広報写真を見たら、
こんな風に上下を挟むようにつまんでいる。
カメラって「ガシッ」と握って撮るものなんじゃないの?
そう信じていたけれども、液晶モニターと対峙して撮るのが普通の今時のコンパクト・カメラは
こんな風につまんで撮るものに変わりつつあるのかもしれない。
*SONYの英国のサイトから
まあ、製造元がこんな写真載せてるくらいだから仕方がないね。
最近手に入れた中古カメラの後継機種、DSC-V3というこのカメラは
重厚な造りとしっかりしたグリップが特徴なはずなんだけど。
おまけにシャッターに指も掛かってないし。冗談としか思えん。
なんて言っててもしょうがないから、ワタクシは今日もしっかりと自分のカメラのグリップを握るぞ。
でーん。
このDSC-V1というカメラ、アルミ合金製のボディのおかげか
見た目の印象ほど重たいわけではない。
厚みがしっかりとあって、指の掛かるグリップも一応あるので、握った感じは悪くないのだ。
前面のパネルは緩やかな弧を描いていて、なかなか張りのあるいい形だと思う。
2010年の標準的なコンパクト・カメラと一番違うところは液晶モニターの小ささ、かな。
さすがに小さすぎて、アングルを決める時にも目安程度にしかならない。
露出も適正かどうかは、実際に撮影した後にPCに転送してみてようやくわかる、といった感じ。
でも、その時間の掛かり具合がなかなか面白いと思えてきた。
フィルム・カメラの時代は、もともとそうだったんだしね。
そういう意味でも、この頃=2003年のカメラは
まだフィルムがデジタル化されたということだけで精一杯で
操作系もフィルム・カメラの雰囲気をそのまま保っているような感じがする。
ファインダーの上についているNight Shot / Night Framingの切り替えレバーなんて
操作すると「ガッチャン」と音がするほどで、いかにもアナログな感じだ。
そのレバーを「ガッチャン」と切り替えると、暗闇でもこんな写真が撮れる。
赤外線を使った暗視、「羊たちの沈黙」のラスト近くの緊迫した場面を思い出す。
7年前に発表された時には、当時の他社の重戦車のようなフラッグシップと比較されたりもして
それなりに気合いの入ったカメラだった。10万円という定価で手が出なかったけど。
この間、伊那谷を走った時の写真を見て、その気合いが少しわかったような気がした。
PCのモニターの大きさで見る限りでは、最近使っているカメラよりも解像感がくっきりとして
近景とその奥の間に漂う空気の澄み具合が伝わってくるように感じたからだ。
傷もほとんどなく、純正のバッテリーが2本おまけについて
定価各15,000円のテレ&ワイド・コンバージョンレンズの2本もケース入りで付いてきて
8,400円だった。こんな値段で買える趣味のおもちゃとしては最高。
ちょっと気を良くして画像処理で遊んでみた。
2000年代前半、毎年のように300万画素から400万、500万と
同じ1/1.8インチの画像素子でも密度が飛躍的に高くなって
ちょっと無理をしているような印象はあった。このカメラも、そんな感じはある。
標準の設定ではちょっとシャープネスとコントラストが高めで、露出も明るめに撮れてしまう。
普段は露出補正で少し暗目に写るようにしたら、ぐっと落ち着いてきた。
でも、いじればちゃんと反応してくれるところはカメラらしさがあるということじゃないかな。
機械として手間が掛かっているという印象は、Dimage A200にも似たところがある。
☆☆☆
仕事の休みを振り替えて、用事を作ってバビロンまで出掛けてきた。
3台のカメラを持っていったけれども、ここでは2003年製のもので撮った写真を。
ブログでの縁で知り合ったBさんの晴れ舞台。
戴いた招待状の封印がなんとも素敵で見とれてしまった。
暖かい雰囲気に浸って、自分の目先の仕事のことをしばし忘れて幸せな気分。
懐かしい以前の職場の仲間にもばったり。元気そうで何より。
翌朝。分厚い遮光カーテンを開けると、今日もいい天気。
建物に見とれながら、ホテルの朝食。
こういう建物は我が町には無いな。
相棒が用意した花篭を抱えて、母の家へ。
相変わらずの「これも食べてね、あとこれも...」で、満腹に。
町田~八王子の間には、こんな風景がまだ結構残っている。
野生の藤を見かけてクルマを停めてみた。
一瞬、雨粒が舞う中央道を抜けて、八ヶ岳を過ぎる頃には再びすっきりとした空に。
諏訪湖も今日はやけにくっきり。カメラのせい、だけじゃない。
ようやく5月らしい爽やかな空気になった。先週が異常だったんだな、やっぱり。
と、一日半の休みももう終わり。
次回の休みには跨って何処かに出掛けられるといいな。
その時には、またこのカメラも持っていくことにしようっと。
タグ:DSC-V1
こんな風につまんだら、きっと落としちゃう・・・。(笑
つまんで撮ってる画って、なんだかちょっと笑っちゃう。
カメラをつまむ・・・。
新しい☆
by きむたこ (2010-05-15 03:38)
こんにちは。
確かに売り場で見るコンパクト過ぎるカメラ?は、握れないですね。
それこそ?ミニ三脚付けてグリップ代わりに(笑)
by HIRO (2010-05-15 08:47)
カメラ、見事につまんでますね(笑)
これだとブレブレになる気もします。
私は左手の親指と人指し指でLの字作って、
そこでカメラをささえてます。
薄いカメラってホールドしにくい(笑)
by うえいぱうわ (2010-05-15 17:01)
麦酒のツマミには、なりませんね、これ。
殻付きじゃないし… (^∀^
バビロンでは、バラガにもお出掛けに?
たいそうな人気でものすごい人出と聞いていますが…。
札幌も今日、ようやくソメイヨシノが満開に。
気温も平年並みに戻りつつあり、ようやく、一息つけそうです(^ー^
そういえば、数日前の高原道路、30cmの積雪だったとか。
長野・群馬も場所によっては、凄いんですね(驚
by MORIHANA (2010-05-15 17:27)
☆きむたこさんはがしっと握ってるよね?たぶん。
岩ごろごろの大地に落としたら傷だらけになっちゃうし。
花見に行ったときもカメラつまんでる人、いっぱいだったよ。
あとは携帯電話を顔の前にかざしてる人。
みんなで一斉にやられると、なんだか笑えます。
☆HIROさん、おはようございます。
手ブレ補正付きがほとんどになって、みんな気軽に撮ってますね。
写真撮ることが、軽くつまんで済むくらいの
ごく日常の風景になって、それはそれでいいことなのかも...
なんて思ったりもしますけど。
三脚穴にねじ込むグリップっていうのもありますね。
☆うえいぱうわさん、2枚目の写真、かなりいいでしょ(笑
僕も右手で握って、左手でL型作って支えてるかな。
最近の薄型カメラに貼る滑り止め、
あったら売れそうな気がしませんか?
作っちゃおうかな。。
☆MORIHANAさん、その「おつまみ」ではありませぬ(笑
バラのショーはかなりの人出で賑わっていたみたいですね。
僕らはBさんのオリジナルの薔薇の発売記念のパーティーに
ひっそり紛れ込んで、晴れ姿を拝見してきました。
迎賓館から赤坂御所の辺り、新緑が輝いていて綺麗でしたよ。
今年は長野でも雪が多かったですね。山の上はまだ残ってるかも。
満開の桜の上に積もった様子はびっくりでした(笑
by harry (2010-05-16 07:35)
harryさんへ。
こんばんは。やっと一息つきました。
その節は、本当に、本当にありがとうございました。
お顔を拝見した瞬間……お分かりですね?(笑)
ブログを通じて出会った素敵な関係……。
これからも末永くヨロシクお願いいたします。
当日の事、心に感じた事は追々記事にします。
このご恩は一生忘れません!
by ブノワ。 (2010-05-17 22:57)
昔の未来の宇宙船、ていうのは無茶な言い方ですけど(笑)、
そんなののコクピットの一部分みたいなカッコ良さがありますね。
このカメラ。
ちゃんとホットシューが付いてるのが偉いです。
でも写りはすごいな。
カーネーションが触れられそうです。
by YASH (2010-05-17 23:51)
今欲しいカメラあまりないけど・・・
しいて言えばEOSの50DとKissDXそれとGR-DⅢかな(笑)
でも、今手持ちの20DとGR-Dでも十分なんでね。
まあ、20Dだと重いんでKissDXは3万位の中古なら買いかな。
by rascal (2010-05-18 16:06)
☆ブノワ。さん、こんにちは。
ショーは疲れたでしょう。僕もあの場所にいた頃は
会場造りから始まって、毎回終わるとぐったり...でした。
でも、色々な人と直接会って話が出来る機会はなかなか貴重ですよね。
何はともあれ、おめでとうございました。
皆さん、好みの薔薇を仰言ってましたけど
僕は最初からUnder the Roseに惹かれました。
色味が深くて、それでも鮮やかさを残していて。
気負わず、いつものペースで頑張って下さいね。
☆YASHさん、最近こういう質感の気合の入ったカメラ、ないですものね。
女子カメラ、なんて言葉もかなり恥ずかしいですけど
なんだか無難にまとめちゃった雰囲気のカメラばかりだし。
これは確かに「昔の未来」のような無邪気な明るさがあって、
かなり好きです。
望遠気味にした時のマクロの写りがなかなか良いんですよ。
☆ラスさん、元気?
僕も今持ってるカメラで十分満足はしているんだけど
おもちゃとしては本当に面白いので、まだ欲しいのがあってね(笑
今頃になって、写真の基本を勉強したくなってきました。
露出を変えて、シャッター速度を変えて...って遊びながら、ね。
by harry (2010-05-19 15:50)