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たまに、無性に触りたくなる。 [BMW R100R Mystic]

New Year's Fuji Scheme.jpg
0115結構降ったなぁ。.JPG
先週の後半に、再びの雪。
去年の2月ほどではないけれども結構積もってしまって
その後もまだ舗道やちょっとした日陰にはしっかりと残っている。
何より、凍結防止用の塩化カルシウムが盛大に撒かれてしまっているので
とてもオートバイで走る気分にはならない。

かといって、冬眠させたまま何もしないのも寂しい。
雑誌を眺めたりしているうちに、自分のマシンに触れたくなってくる。
整備なんていう大袈裟なことではなくても、何でもいいから触って
調子を確かめておこう。そうしよう。


0121キャブを開けてみる。.JPG
去年はあまり乗る機会もつくれなかったオリバー君。
ふと、Bingのキャブレターのフロート・チャンバーの
コルク製パッキンのスペアがあったことを思い出して、
状態を確認しつつ換えておくことにした。


0121カップの中は。.JPG
カップを外してみると、ほんの少し錆色の細かな沈殿物があったものの
以前から量が増えたわけでもなく、水分が溜まった様子も無し。
よしよし。

0121意外にに綺麗。.JPG
カップを外して下から見上げて見える範囲にも気になる異常は無さそう。
経年で劣化しやすいフロート本体も、まだ大丈夫かな。


0121角度も垂直に。.jpg
たまに触ったついでに、インテーク・ホースとキャブ本体、
シリンダーまでのインシュレ―ターとを締めつけているステンレス製のバンド類を緩めて
ゴム類の痛みや変形具合を確認しつつ、キャブ本体の角度の微調整を。
キャブ本体が地面に対して垂直であるべきところが
左右ともにほんの少しではあるけれども左側に傾いていたのを
出来るだけ垂直になるように調整。


やや干からびてますが。.JPG
フロート・チャンバーのコルク製パッキン。
いつ替えたのかは思い出せないけれども、まだ弾力が残っており
干からびて貼りついてしまうほどではなかった。
当り面の金属側は至って綺麗で、一安心。

バッテリーは先週補充電したばかりで、ほぼ満充電状態のはず。
車庫の扉と換気窓を全開にして、スターター・レバーを目一杯まで引き
コックを開けて一呼吸置いてから、ちょっと念じるようにセルを回すと
意外に1回ですぐに火が飛ぶ気配がして、2回目ですんなりと始動した。
どどん、どろろろろろんっ!
うむ、いい音。



0114文化的充電。.JPG
先週の休みの日に、他のマシンのバッテリーも補充電しておいたのだった。
2002年の暮れに手に入れた仔犬号のバッテリーは去年GS-YUASA製に交換したばかりで、通算4個目。
以前にヘラー・タイプのシガー・ソケットを充電用に増設してあるので
充電の作業自体はとても簡単なのだ。半日もしないうちにフル充電完了。

大して距離は乗っていない割には、エンジン・オイルは定期的に変えているし
去年の秋にはプラグもイリジウムのものに換えておいた。
数ヶ月ぶりのせいか、この日はさすがにエンジンが掛るまで
セルを何回か回さなければいけなかったけれども、
一週間後の今日はスターター・ボタンに触れると同時にエンジンが掛った。
とりあえず快調そうだ。


0114文化的充電、その2。.JPG
新人君のバッテリー充電は、こんな形で。
現行車種はハーネスの設計がやや特殊で、車体に設けられているシガー・ソケットは
基本的に外部への給電用としてしか使えず、充電を受け付けない仕組みになっている。
はめ込み式のシートを外した場所に移設されているプラス端子と、
マイナス端子の役割をするボディ・アース用のボルト(うちの子はリア・ブレーキの
リザーバー・タンク固定用ボルトをそれ用のものと置き換えてある)の2箇所を
ワニ口クリップで摘まんで充電すればよいようになっている。
こちらも数時間でフル充電完了。


戴きました。.JPG
そういえば、暮れにクリスマス・プレゼントということで
妻がこんな小振りなバッグを買ってくれたのだった。
(ねだった、とも言うけれども。笑)
シングル・シート・カウル的な大きさで、中が小物入れになっている。
工夫して上手く使えば、手ぶらで走りに行けそうだ。
暖かくなるのが楽しみ。


0120小さいのです。.JPG
4台目、銀馬号=CL400のバッテリーも充電しておく。
他のマシンのものと比べても、極端に小さい。
そう、セル・モーターが無いということは、こういうメリットがあるのだ。
2000年秋に購入して、2012年の夏に交換した現在のGS-YUASA製が通算3個目。
こんなに小さいのに、だいたい6年は持っていることになる。
次の交換予定は2018年!素晴らしい。


0121バッテリーホルダー。.JPG
バッテリーの端子はこんな白い樹脂製のコネクター状のものがはまるようになっている。
しっかりと観察したことが無かったのだけれども、ここに3種類のヒューズが納まっていて
さらにスペアのヒューズが2本収納されている。


0121ヒューズ付き.JPG
スペアがここにしまってあるということに、実は今日気がついたのだった。
幸いヒューズを換えるような目にあったことは、まだ無い。


0121しばらく冬眠....JPG
工具を片づけ、マシン達に埃避けの不織布を被せて、またしばし冬眠状態へ。
この冬の間に動かすことのできる機会はあるかな...



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共通テーマ:日記・雑感

コメント 10

ナツパパ

機械も食器もそして家も、身の回りにものには定期的な整備が
大切と思いますねえ。
それは、長く使うから、そうすれば得、ということよりも、
なによりそれらのものに愛着があるからかも。
自分の気に入ったもの、身の回りにあって気持ちの良いもの、
はずっとそばにいて欲しいですものね。
去年、わが家はリフォームをしました。
10年ごと、外回りから屋内の細々した改装まで...
10年経つと、生活のあれこれが微妙に変わっていて、
それに対応するための小改装なのですが、それをすると
家も気持ちよく過ごせます。
by ナツパパ (2015-01-22 09:37) 

HIRO

こんにちは。
走れない時も、少しでも気を使ってやる事が大事ですね。
by HIRO (2015-01-22 20:57) 

YASH

乗ってやって手も掛けて、というのが一番ですが、
外がそういう事になっていては地道な手入れをしていた方が
マシン達にも、乗り手の心のためにもよさそうですね。

シングルシート風になるバッグは車体の雰囲気にも合って
なかなか良さそうではないですか。
TZR250(1KT)やFZ750に乗っていた頃は
純正のシングルシートカウルを付けてましたが、
実はちょっとした物入れになって嬉しかったのを覚えています。
ああいう姿って好きなんですが、今はそんなアクセサリーも
なくなってしまいましたね…。
by YASH (2015-01-22 21:33) 

FTドルフィン

外車の“ふにゃふにゃ”系部品は
劣化が早いから要注意ですよね
いまでもそうなのかなぁ・・・

昨今、機械はメンテフリーが当たり前になっちゃったけど
実は機械をメンテしたり修理したりする日常で
人が育てられている部分があって
結果、適応力や発想力が退化した人に
なってしまうような気がします。

雪、すごいですね!

by FTドルフィン (2015-01-24 08:03) 

harry

☆ナツパパさん、こんばんは。
 確かに考えてみると「手入れをしなくてもいいもの」の方が
 圧倒的に少ないような気がしますね、本当は。
 出来るだけ、手を入れないでも済むように考えられた工業製品も
 多いですけれども、手を入れる前提で造られたものの方が
 自然に愛着が湧くものになっていくような気がします。
 我が家も、数年毎に塗り替えるという前提で外壁の一部を
 防腐剤入り塗料の手塗り仕様にして、自分達で塗りましたが
 やはり独特の風合いがあり、「ああ、自分の家なんだなぁ」
 と思えて楽しくなってきました。
 擦り減らない、経年変化の無い材料は、何処か表情にも乏しい
 ような気がします。

 
 
by harry (2015-01-24 23:35) 

harry

☆HIROさん、こんばんは。
 乗れない時はカバーを被せてそれっきり、というのも寂しいですしね。
 自分の場合は、精神安定剤的効果も大きいんです(笑

by harry (2015-01-24 23:36) 

harry

☆YASHさんちの方は、もうすっかり雪溶けちゃいました?
 こちらは去年以上に降り始めるのが早くて、今も車庫の前は
 地面が白く覆われたままなのであります。うーむ。

 このバッグ、タナックス製品なんですけど、ちょっとクラシックな
 雰囲気もあって、価格も5千円台と良心的で気に入りました。
 そういえば、昔はよくシングルシートカウルが純正オプションで
 設定されてましたね。自分もGB250はシングルシート仕様で
 暫く乗ってました。懐かしいな。
 身につけるバッグではなくて、ちょっとした小物入れにもなるという
 部品、良いと思うんですけどね。

by harry (2015-01-24 23:42) 

harry

☆FTドルフィンさん、残念ながら相変わらずふにゃふにゃ系部品の
 劣化は総じて日本製にはかなわないですね。なんでだろう?
 仔犬号もオリバー君もゴム製のインシュレ―ターで
 キャブ本体の重さを支えているような造りなのに、
 その肝心な部分の劣化が避けられない材質なので、
 定期的に交換しないと大変なことになっちゃいます(笑

 機械に触れて、日常的なメンテナンスをしたり
 不具合が起きた時に治す方法を考えたりしていると
 色々なことを学んで応用力が付くような気がしますね。
 高校の物理の授業で習ったことはこういう意味だったのか!
 なんて気が付いたりもして(笑
 「乗るのは好きだけど、メカ音痴なので...」なんて言って
 全く自分のマシンを触らない人がたまにいますけど、
 なんだか趣味の半分以上の楽しみを放棄しているような気がして
 もったいない!と思っちゃいます。

 雪、そろそろ見飽きてきました(笑
 
by harry (2015-01-24 23:56) 

Nori

趣旨からは外れますけれどもね。
1枚目の写真。
タングステン光と蛍光灯光が混ざる光源で、こういう風にかぶりの少ない写真て、フィルムの頃は撮れなかったような気がします。
デジタルってすごいなと。
考えてみれば、模型以外にキャブレター式のエンジンを所有したことはなくて。初代FFセリカでさえも、インジェクターでしたし。
気化器の傾きを調整なんて言葉を見ると、シビレてしまいますね。
この頃、SRX-6のほぼノーマル車を見る機会があって。いいなぁと思う反面、僕には扱えない車なんだなぁとも思ったりして。メカチューン時代を生きてみたかったなぁとか思ったり、思わなかったり。「昔は、夏と冬でメインジェットを変えるなんて、普通にやってたんだぜ。」なんて言われてクラクラしたり。
乗るにしても、整えるにしても、知らない領域に踏み込むのは怖いものです。「それを超える勇気を持ったものだけが幸せを得る権利を持つのだ。」なんて、お説教もされましたっけね。引き受けてしまえば、案外たいした痛みでもなかったりするんですが。
長くなりました。
トラックバックでもすればよかったかしらと反省。
by Nori (2015-02-01 00:29) 

harry



☆Noriさん、いらっしゃいませ。お元気でしたでしょうか。
 写真のお話、自分はフィルム時代にあまり撮っていなかったので
 あまり有難さがわからないのですが、富士フイルムのカメラは
 比較的色の再現性が優れているような気がしてます。
 カメラの威力、なんでしょうね、きっと。

 我が家は、最近来た新人君が初めてのインジェクション搭載車で
 残りの3台は「キャブ、空冷」という古めかしさなのであります。
 それで十分、と思っているんですけど、インジェクションの具合が
 悪くなったりでもしたら、どこを見るべきか全くお手上げです。
 3台揃って車歴10年以上の割に、O.H.も無しにそこそこ動いて
 くれているということは、やっぱり動かしていることが一番機械には
 良いということなんだろうなぁ...なんて漠然と思っておりまする。
 キャブのばらし方とかジェットの掃除なんていう作業を
 この先、老体になった時の楽しみに取っておいてあるのです(笑
by harry (2015-02-02 23:18) 

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