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イタリアンデザイン礼讃 [Cagiva Cucciolo]

何が立体の創造物を美しい(あるいは醜い)と感じさせるのか。
難しいです。
でも、ある程度「美しく見える仕組み」というものを学んで培っていくことはできる。
経験的に蓄積されていく、ということもある。

イタリア人の創造物には、その才能が輝いてるモノ、多いですね。
美しいものと暮らすのは、楽しい。見てるだけでもいい。

たとえばVespa GT200。
 http://www.it.vespa.com/_vti_g1_prod.asp?brand=VESPA&country=IT&language=I
スクーターだけに限らず、およそ跨って動く乗り物のなかでは最も美しいモノの一つだと思う。
線に勢いがあって、面に張りがある。
一律なカーブを思い切って大きく走らせている。で、その終わり方も繊細だ。
結果として、国産車に多い「なんかヌメヌメした感じ」がない。
落ち着いてて上品だけど(尻も下がってるし)、レトロではない。
レトロなモチーフを貼り付けるのではなくて、見た人の心象の中でレトロ感をノックするように仕込んである、
とでもいうのかな。上手だ。
ご興味のある方は、こちらへ↓ GT200乗りのトガワさんの美しいblogがあります。
http://www.k3.dion.ne.jp/%7Evert/index.html

ひるがえって、我が仔犬号。

GT見た後ではフツーのスクーターです。
でも、個人的にはかなり好きだ。
この子もお尻がきっちり下がってるという印象があるけど、実際は巨大なリアフェンダー部分だけなんですね。
ピアジオのエンジン流用だけど、Cagivaはかなり気合を入れて造ったような気がします。
スクーターとしては後輪なんか全然カバーしてない。でもオリジナルのエアクリーナーカバーの形状のおかげも合って、しっかりカバーされてる印象がある。
16インチの安心感と、尖ったところの無い外観。全体的にUnderstatementな感じが気に入っているのです。

あと、こういう↑おちゃめなところと。





都会の仔犬:Cagiva Cucciolo 125 [Cagiva Cucciolo]

CLでどこでも行く、といっても、一台では足りない。
クルマもさんざんボロ中古をとっかえひっかえして楽しんだけど、東京では不要なことがわかって手放した。
で、今の都内近辺の足はコレ。

Cuccioloとは仔犬、の意味だそうだ。ドゥカティの最初のモデルと同じ名前。
エンジンはピアジオ製4スト125。Vespa ET4の初期型と同じだ。
きちんとランニングインしたつもりだけど、とても滑らかな廻り方をする。滑るようで気持ちがいい。
二人乗りにも便利な形。ホイールが大きめ(16インチ)なので、雨や悪路でも安心感がある。
何より、何処へ停めてもそれほど邪魔な感じにならないのが、いい。
細かなところに妙に凝ったところがあって、あちこちに小さな発見がある。
誰も見ないバッテリーケースにカジバのシンボル、象のでかいレリーフがついてたり....

長く楽しめそうな気がする。エンジン以外の部品が壊れた時には、もうどうしようもないな。



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